社会思想

【保守とは】政治的立場の特徴・立場・歴史をわかりやすく解説

保守とは
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「保守」とは、人間の理性による進歩的な変化よりも、人間の歴史や慣習、経験の蓄積を重視し漸進的・現実的な変化を目指す立場のことです。政治的には、進歩的・急進的・革新的変化を求める「リベラル・革新」の立場と対立します。

「保守」と言うと保守党(≒自民党)の政治家や保守的な発言をする文化人などをイメージし、「嫌いだ」「間違っている」と思ったり、「変化を嫌う立場」「昔の古臭い伝統を大事にする」「右翼」という良くないイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、「保守」という立場の本来の意味を知れば、上記のようなイメージが間違ったものであることが分かるはずです(また、保守と右翼は意味が違います)。

現在、「保守」という立場が誤解されがちですので、正しく理解することが大事です。

この記事では、

  • 保守、右翼、右派と革新・リベラル、左翼、左派の意味の違い
  • 保守や保守主義という立場が生まれた歴史
  • 日本における保守の立場や歴史

を詳しく解説します。

関心があるところから読んでみてください。

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1章:保守とは

「保守」という政治的立場を理解することは、さまざまな政治的テーマを論じる上でとても大事なことです。

なぜなら、一般的に「右翼」「右派」などの言葉と混同されたり、「憲法改正」「親米」「再軍備」等の特定の立場が「保守」という立場とイコールだと考えられることがあるからです。

1章では、「保守」という立場の言葉の意味、「革新」等の概念との違いを詳しく説明します。

1-1:政治的保守の定義

「保守」という立場について理解するためには、「革新・リベラル」と言われる立場を理解する必要があります。

「革新・リベラル」と言われる立場は、人間の理性の力を信頼し、理性によって思い描いた理想に向かって世の中を変革していこうとする立場のことです。理想に向かって世界を変えようとするため、目指す変化はしばしば急進的、革新的なものになります。

これに対立するのが、「保守」の立場です。

「保守」は、人間の理性の力には限界があると考え、それよりも歴史の中で積み重ねられてきた文化や宗教・振興、慣習、経験などを重します。

つまり

「人間の思い描いたことがそう簡単に実現できるわけがない」

「思い描いたことが実現されることが正しいとは限らない」

「それよりも、時代の流れに耐えてきたものの価値を重視すべき」

と考えるのが保守の立場です。

どちらの立場が良い、正しいということではなく、どのようなテーマで議論をしても必ず「保守」と「革新」に分かれるのです。そして、対立する両者が適切に議論することで、より良い意見が生み出されるものだとまずは覚えておいてください。

たとえば、理性の力を信じて急進的に社会を変えようとする勢力が現れたとき「そんなに急に変えようとしたら新たな問題が生まれるし、人が付いてこれない。だから過去の歴史や経験を活用して、漸進的(少しずつの)変革を目指そう。」と主張するのが保守です。

このように、保守が存在することでバランスが取れ、適切に社会が発展するのが良い状態だと言えるでしょう。

「じゃあなんで、『保守』が『憲法改正』『親米』などと結びつけて論じられるの?」と疑問かもしれませんが、これについてはこれからの解説を読めば分かるはずです。

その前に、「保守」と混同されがちな「右派」「右翼」との定義の違いを説明します。

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1-2:保守と右派・右翼の違い

ニュースの報道や一般的な議論の中では、「保守」「右派」「右翼」が混同されていることがよく見受けられます。しかし、これらは別のものとして区別しましょう。

1-2-1:右派とは

定義的な意味では、「右派」「右翼」と「左派」「左翼」は同じ意味として生まれたといっても良いと思いますが、その後異なるイメージがくっついてしまいました。

まず、「右派」「左派」という言葉と「保守」の区別から説明します。

「右派」「左派」の違いは、フランス革命の時に議会の中で、

  • より急進的に平等な社会を実現させようとした人々→議会の右側に座る
  • 漸進的な改革を求めた人々→議会の左側に座る

という経緯で、進歩的、急進的な人々が「左側→左派、左翼」で保守的な人々が「右側→右派、右翼」と呼ばれるようになった経緯があります。

そして、これ以降の歴史の中で、このフランス革命時の「右派・左派」の呼び名が、さまざまな政治的テーマで使われて、今のように「右派」「左派」という呼び名が付きました。

こうした立場を整理して、「左派」とは理性を信じて改革を求める人々(進歩主義)、「右派」とは理性の力には限界がある、頭で思い描いた理想をそのまま実現することなどできないと考える立場、という定義ができます。

簡単に言えば、「右派」「左派」の区別は、理性の力を信じるか信じないか、という違いだということです。

右派・右翼と左派・左翼の歴史や立場について詳しくは以下の記事で解説しています。

【図解・右翼・左翼とは】フランス革命から現代日本までわかりやすく解説

そして、「右派」と「保守」の意味も厳密には異なりますが、強く結びついています。

繰り返しになりますが、右派は理性の力に限界を考える立場ですので、1-1でも論じたように過去の歴史、伝統、経験などを重視することになるのです。つまり、右派の中に保守の立場が含まれるということです。

1-2-2:右翼とは

過去の歴史を考えれば、右派も右翼も同じ意味と考えても良いのですが、日本の「右翼」には歴史の中で異なるイメージがくっついてしまいました。そのため、右派と右翼も別の意味と考えてください。

「右翼」は、人間の理性の力を信頼しないという点で右派と共通点のある立場です。しかし、「右翼」は「保守」よりも過去の歴史、伝統、信仰を重視します。

より具体的には、「右翼」は、神道や天皇の存在を絶対視し、古来からの日本の信仰や神・天皇との結びつきを信じ、そのような社会を現代にも実現しようと考える立場です。

あなたも、靖国神社等に集結する右翼や、街中を走り回る街宣車を見たことがあると思います。このような「右翼」は「右派」「保守」とも厳密には異なる存在なのです。

言い換えれば、幕末ごろに生まれ明治~第二次世界大戦敗戦前までの「近代天皇制」において作られたイデオロギーを「保守」するのが「右翼」である、つまり右翼も保守主義の一種であるとも言えるかもしれません。

右翼の源流は江戸時代に生まれた思想である「国学」と言われています。詳しくは以下の記事をご覧ください。

【国学とは】純粋な日本人の思想の追求と神道秩序への挑戦をわかりやすく解説

また、右翼の思想の重要な要素である「天皇制」について、詳しくは以下の記事で解説しています。

【天皇制とは】古代から現代までの歴史と要点をわかりやすく解説

さて、繰り返しになりますが、右翼は、古来からの日本の神や天皇と結びついた「君臣一体」の社会を理想として、そのような社会を実現しようと考える立場です。

そのため、右翼は右派の一種であるだけでなく、「理想的な社会を実現しようと考える」という点で左派にも近い立場でもあります。なぜなら、現代社会において神や天皇と一体化した社会を実現しようと考えるのは、それも一つの理性によって描いた理想だからです。

この理想主義的な点において、「保守」と「右翼」は別の立場であることが分かると思います。

1-3:保守と保守主義

ここまで「保守」という立場について説明しましたが、「保守主義」という言葉も良く使われます。

「保守」と「保守主義」は同じ意味と捉えて良いですが、あえて区別すれば、保守主義はエドマンド・バーグという18世紀イギリスの思想家が明確にした思想です。

「保守」の立場は自覚的にも無自覚的にもたくさんの人が取ってきましたが、思想としての「保守主義」を提唱した人は、そう多くはありません。

イギリスのバーグが「保守主義」を明確に提唱した最初の人物であり、近年の日本の場合は、西部邁、中島崇志らが保守主義者として代表的です。

保守主義という思想について詳しくは以下の記事でも解説しています。

【保守主義とは】定義・歴史・影響をわかりやすく解説

「保守」という立場がどのようなものか理解できたでしょうか?保守の定義を頭に入れておけば、「保守」という言葉が使われているニュースや新聞、論文等を読んだときに、「あれ、これってどういう意味で使われているんだろう?」と自分の頭で考えられるはずです。

それでは、「保守」という立場がどのように生まれたのか、イギリスにおける保守主義思想から説明します。

まずはここまでをまとめます。

1章のまとめ
  • 保守とは、人間の理性には限界があるため、理性によって描いたものよりも過去の歴史や経験を重視して、漸進的に改革すべきと考える立場
  • 右派とは、人間の理性の限界を自覚する立場で、左派とは人間の理性によって描いた理想に向かって社会を変えようとする立場
  • 右翼とは、人間の理性を信頼しない点では保守と同じだが、天皇による国家を求める点で保守と異なり左派的でもある
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2章:フランス・イギリスにおける保守の成立

繰り返しになりますが、「保守」という立場が明確に思想として成立したのが、啓蒙主義の影響が色濃かった18世紀のイギリスです。エドマンド・バーグ(Edmund Burke/1729-1797年)が提唱しました。

ただし、上述した通りフランス革命時の議会の中での出来事が、「保守」という立場を明確にすることにもなりました。

まずはフランス革命における保守の成立から簡単に説明します。

2-1:フランス革命における右派・左派の形成

フランス革命とは、「君主の権力(王権)をどこまで認めるべきか?」ということをテーマに、君主、貴族、聖職者らと平民らが対立し、平民らの勢力が革命を起こした出来事です。

フランス革命は時期によって対立軸が微妙に変わっていくのですが、ポイントを整理すると以下のようになります。

  1. 貴族、聖職者、国王の特権をどこまで認めるか?
    →左派は特権を否定し権力を民衆の手に入れようと考え、右派は貴族、聖職者、国王の権力を保持すべきと考えた
  2. 選挙制について、民主化をどこまで認めるか?
    →左派は富裕層以外も有権者として認めるべきと考え、右派は富裕層のみが有権者で良いと考えた
  3. 国内の貧困問題について、経済格差をどこまで是正すべきか?
    →左派は経済格差を是正すべきと考え、右派は経済活動を自由にすべきという自由主義を主張(左派の思想は社会民主主義の源になった)
  4. 民主化をどこまで見直すべきか?
    →左派は「共産主義」を主張し、右派は制限選挙と二院制(貴族らと平民の議会を分けること)を主張

結局、革命によって樹立された政府はナポレオンの独裁を経て再び王政に戻りブルボン王朝が成立する、という歴史をたどることになります。しかし、この対立によって右派・左派という区別が生まれ、それとともに「保守」という立場が生まれたのです。

フランス革命について、以下の記事で詳しく解説しています。フランス革命は民主主義の歴史としても重要ですので、民主主義の記事とあわせて読んでみてください。

【5分で分かる】フランス革命の歴史・背景・意義をわかりやすく解説

【民主主義とは】基礎知識・歴史・重要用語をわかりやすく解説

これを見ると「保守が右派なら、左派の革新的な動きを否定していただけでは?」と思われるかもしれませんが、右派は単に左派の動きを否定していただけではありません。詳しくは上記の記事や最後に紹介する本などを参照してみてください。

また、保守の思想はその後イギリスで明確に成立していきました。

バーグの保守主義の思想は今でも読む価値があります。ぜひ読んでみてください。



2-2:バーグによるフランス革命批判

保守主義という立場は、世の中で「理想を現実化しよう!」と考えるさまざなな出来事に対し「ちょっと待った」と主張してきた思想です。

しかし、繰り返しになりますが「革新」を単に否定する思想ではなく、理性の限界を自覚して過去の歴史や経験を重視する思想として展開していきました。

18世紀イギリスのエドマンド・バーグの思想を簡単に紹介します。

バーグは、もともとイギリスでは野党の立場で自由主義的な人物でしたが、フランス革命を見て、以下のように保守主義的な主張をするようになりました。

  • フランス革命で主張される「人間の権利」というものは抽象的で、過去から断絶し未来へ跳躍しようとしている
  • イギリスにおける「名誉革命」では、過去の歴史と連続する中で「英国人の権利」というものが主張された、漸進的な改革だった
  • 「自由」「権利」といった概念は、歴史の中で獲得されるものだからこそ社会で機能するのであり、抽象的に定義してそれを獲得できたとしても、それは機能しない

1章で紹介した保守の立場が、明確に思想として提唱されていることが分かると思います。これ以降、世の中で、「共産主義」「社会主義」「全体主義」といった進歩主義、理想主義的な主張が起こったとき、そのたびに保守主義者は対立する主張をしてきました。

保守主義について、こちらの書籍では非常に分かりやすくまとめられています。

全体主義について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

【全体主義とは】生まれた理由からアーレントの主張までわかりやすく解説

2章のまとめ
  • フランス革命時の議会内での対立から、理想主義・進歩主義的な左派と、左派より現実的で漸進的な右派の立場が分かれた
  • エドマンドバーグは、保守主義の思想を体系化して保守主義の源流となった
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3章:日本の保守の立場・歴史

日本の「保守」と言うと、自民党の政治家等をイメージする方が多いかもしれませんが、ここまで説明したことを読めば、必ずしも「自民党=保守」ではないことが分かると思います。

とはいえ、厳密な意味での「保守」の立場を取る人・勢力を紹介しようとすると、その思想を詳細に追っていかなければならずこの記事の範疇を超えてしまいます。そこでここでは、日本の「保守」「右派」「右翼」と関連する思想家や勢力、政治家をピックアップして簡単に紹介します。

3-1:明治維新後の保守

ご存じの通り、日本では明治維新によって江戸幕府、つまり武家による国家の統治体制が崩されて天皇を頂点にかかげた新たな明治体制が生まれます。

この新たな体制は、大日本帝国憲法によって天皇が権力の頂点(総攬者)となり、天皇が主権者であるとされたものでした。そのため、依然として「国民主権」の国家には程遠いものでした。

そこで、この時代の政治的テーマは「国民主権をどこまで求めるか」ということになります。ということは、「右派=天皇の権力を重視」「左派=国民主権の獲得、拡張」ということです。

そこでこの時代、

  • 左派の立場は「自由民権運動」の担い手となって国民の主権の拡張を求めた「改進党」「立憲自由党(自由党)」
  • 右派には、明治維新後に政治を執り行うようになった特定の藩出身者たちによる「藩閥」

が存在することになります。

このころ行われるようになって政党政治について、詳しくは以下の記事で説明しています。

【政党政治とは】基礎知識から日本の特徴・問題点まで詳しく解説

また、明治時代には藩閥政治という新たな独占的な政治体制が築かれてしまったことから、「天皇による直接統治的な国家を設立すべき」と考える右翼組織も生まれました。それが、熊本敬神党、福岡の玄洋社などです。

彼らは、天皇による純粋な統治という理想を求めて過激に活動したため、保守ではなく「右翼」であると言えます。



3-2:大正時代~第二次世界大戦

大正時代の1920年代に入ると、国内の経済情勢が悪化し政治的支配階級(政治家など)や経済的支配階級(財閥など)への批判が強まりました。

そして、右翼はテロによって天皇の周辺にいる権力者を滅ぼし、天皇による統治を求めるようになります(革新右翼)。右翼の活動は昭和期には「昭和維新」と呼ばれ、二・二六事件にも繋がりました。

一方、政府は第一次世界大戦をきっかけに、さらに世界恐慌(1929年)以降にはさらに統制経済を強めるようになり、日本の政治経済を政府が強い権力を持ってコントロールするようになります。そして、権力を強めた軍部もまた帝国主義という理想を掲げて大戦に向かいました。

国家が強い権力を持って政治経済を行うことは、「国家による統制がより良い社会の実現になる」という理想を掲げている点で、左派的・理想主義的な思想です。大戦に進んだのは軍部であることから、「右派」「保守」が戦争を主導したかのようにイメージされがちですが、理想主義的という意味でそれは左派的な立場でもあったのです。

戦前の「保守」が実は戦争に突き進んだ人々ではなく、むしろ戦争を止めようとした人々だったことについて、この本で分かりやすく解説されています。

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3-3:戦後日本の保守・右派

戦後の日本では、いわゆる「保守」「右派」と言われる立場の政党が、以下の経緯で政治を主導することになりました。

  • 1955年に「左派」であり分裂していた社会党が合流する
  • 社会党の合流に危機感を持った保守党が合流し、「自由民主党(自民党)」が結党される

そして、1955年から1993年まで自民党政権が連続することになり、この自民党一党支配の政治構造が「55年体制」と呼ばれました。

戦後のいわゆる「保守」「右派」と「革新」「左派」は、大雑把にまとめると以下のように対立していました。

保守革新・リベラル
日米関係親米中立、反米
憲法9条改正して再軍備護憲し平和主義
経済自由主義、社会民主主義社会主義・共産主義

上記にまとめた戦後政治の特徴から、「保守」に「親米」「憲法改正」「再軍備」といったイメージが付くことになったのです。

日米関係や憲法問題は大きなテーマですので、詳しくは今後別記事で解説しますが、55年体制について詳しくは以下の記事で解説しています。

【55年体制とは】政治の特徴と現代までの歴史を詳しく解説

特徴的なのは、「経済」についていわゆる「保守」である自民党が、社会民主主義的政策を行ったことです。

社会民主主義とは、国家が経済活動に強く介入し、富を再分配して経済格差を是正しようとする立場のことです。社会主義の一種ですが、民主主義・自由主義の国家の中で行われる点で、共産主義のような立場と異なります。

本来は左派である社会党が掲げるはずの社会民主主義的政策を、保守党である自民党が行ったために、社会党を中心とした左派勢力は支持を拡大できませんでした。そのため、自民党一党支配が継続したと考えられます。

その後の自民党の政策は、

  • 1980年代以降(特に2001年以降の小泉政権)…社会民主主義の正反対の政策である、弱者に厳しい新自由主義的政策を行う
  • 安倍政権…経済的には小泉政権ほど新自由主義的ではないものの、憲法改正を強く推進しようとする点で右派的

というように、経済面や安全保障面で「右傾化」していると言われています。

「新自由主義」は、現代の政治・経済を理解する上でとても重要な思想です。詳しくは以下の記事で説明しています。

【新自由主義とは】定義・問題点・生まれた背景をわかりやすく解説

「右傾化」という現象について詳しくは以下の記事で解説しています。

【右傾化とは】55年体制から安倍政権までの変化をわかりやすく解説

また、日本のいわゆる「保守」「右派」について理解するためには、「左派」「リベラル」の勢力についても知っておく必要があります。詳しくは以下の記事で説明しています。

【日本のリベラル(左派)とは】政治的立場と戦前~現代の歴史を解説

5章:保守の思想が学べるおすすめ本

保守の思想について理解を深めることができたでしょうか?

「保守」は誤解されがちですが、実際に偏った政治思想を持った人物が保守を自称している場合もあるため、本を読む場合はよく選ぶことが大事です。

これから紹介する本は、「保守」思想を理解する本としてとてもおすすめです。

オススメ書籍

オススメ度★★★中島岳志『保守のヒント』(中公文庫)

中島岳志は、日本の政治思想の研究者で「保守」の立場について、詳しく研究しています。この本では、「保守」がどのような立場か分かりやすく解説しています。

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オススメ度★★★福田恆存『保守とは何か』(文春学藝ライブラリー)

福田恆存は昭和に活躍した評論家、演出家、思想家で、日本を代表する「保守」の論客の一人です。日本の「保守」思想を考える上では必読書です。

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オススメ度★★西部邁『保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱』 (講談社現代新書)

2018年に自殺した西部邁も、近年の日本を代表する「保守」の論客でした。多数の本がありますが、西部の思想を理解するにはこの本をおすすめします。

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まとめ

この記事の内容をまとめます。

この記事のまとめ
  • 保守とは、人間の理性の限界を自覚し、理性によらない過去の歴史や経験を重視する立場
  • 日本の保守は、自民党中心に行われた戦後政治の中で「憲法改正」「再軍備」「親米」というイメージが付くようになった

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