社会思想

【反知性主義】本当の意味・誤用されるケース・影響力をわかりやすく解説

反知性主義とは

「反知性主義」とは、

世の中の知性(エリート)と権力が結びつくことを監視・批判するする思想のことです。

日本では「学問や知性を否定する姿勢」と誤用されることも多いですが、本来の意味は上記のものなのです。

反知性主義は誤用されていることも多いため、正しい意味を知っておかないと、世の中で起こっている出来事について、間違った認識を持つことにもなりかねません。

そこでこの記事では、

  • 反知性主義の正しい意味
  • 反知性主義が生まれた時代背景
  • 反知性主義の現代社会への影響
  • 反知性主義を学ぶための書籍リスト

を紹介します。

あなたが知りたいところから読んで、しっかり教養を身につけてください。

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1章:反知性主義とは何か?

それでは、まずは反知性主義の正しい意味と、反知性主義について学ぶ意義について解説します。

反知性主義の歴史から知りたい場合は、2章からお読みください。

1−1:誤用されがち?反知性主義の本当の意味

それではさっそく、反知性主義の本当の意味から解説します。

反知性主義について、ニュースや一般向けの書籍を見ると、誤用されていることが多く見られます。

その多くは、

  • 反知性主義とは、学問や知性を否定する考え方のことである
  • 反知性主義は、知性を重視しない愚かな人たちが持つ考えである

といった偏見的な考え方のようです。

繰り返しになりますが、反知性主義の本来の意味は上記のような「知性を否定する考え方」ではありません。

本来の反知性主義とは、

知性(エリート、インテリ、知識人など)が権力と不当に結びついていないか?知的な特権階級が形成されていないか?という「知性と権力の結びつき」を監視し、批判する考え方

のことなのです。

反知性主義は、アメリカで、伝統的なキリスト教会が持っていた知性主義(知識、教養を重視し、それが権力に利用される姿勢)を否定し、「自分たちこそが、本当の信仰を持っているのだ」と主張した、宗教的な流れから作られてきたものです。

そのため、それは知性そのものを否定する考えではありませんし、反知性主義を持つ人が「知性、学問の意義を理解していない愚かな人」であるわけでもないのです。

ここはとても大事なポイントなので、正しく理解しておきましょう。

1−2:反知性主義から現代社会が理解できる

なぜ、アメリカのキリスト教文化から生まれた「反知性主義」などという思想を学ぶ必要があるのでしょうか?

それは、

①反知性主義は、現代アメリカの政治や文化に大きな影響を与えているため

②反知性主義は、アメリカから世界へ拡散し、日本の思想にも影響を与えているため

という理由があるからです。

しかも、反知性主義は本来の「知性と権力の結びつきを監視する」という意味から離れ、日本における「知性の否定」という考え方にも繋がっているのです。

ですから、反知性主義を理解することは、新聞やニュースで流れてくる国際政治を理解することだけでなく、私たちが住む日本を理解し、より良い社会を作るための基盤にもなるのです。

そこで次に、反知性主義がどのような時代、社会から生まれたのか?どのように変化してきたのか?歴史から詳しく見ていきましょう。

反知性主義について詳しくは以下の本がおすすめです。

まずはここまでをまとめます。

1章のまとめ
  • 反知性主義とは、エリートと権力の結びつきを監視、批判する思想
  • 反知性主義は、本来の意味から離れて「知性の否定」という思想に結びついている
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2章:反知性主義が生まれた時代背景

反知性主義は、「ヨーロッパからの移民によって建国された」という特殊な国であるアメリカから生まれ、アメリカのキリスト教文化の中で成長し、現代社会に影響を与える思想の一つになりました。

意外なことですが、アメリカの独特のキリスト教文化や反知性主義という思想は、

  • 巨大なお祭り騒ぎのようになるアメリカ大統領選
  • 専用チャンネルで24時間放送される、キリスト教のテレビ伝道
  • アメリカ的な自己啓発文化

などにも直接的な影響を与えています。

「キリスト教なんて良くわからないし、反知性主義と関係あるの?」

と思われるかもしれませんが、騙されたと思って読んでみてください。

それでは、反知性主義の歴史をアメリカ建国の時代から見ていきましょう。

アメリカ特有の思想や文化的な事情について、以下のような一般向けの読み物から学ぶととても面白いです。

2−1:アメリカの知性主義

そもそも、アメリカがどのような経緯で建国されたのか、あなたはご存知ですか?

結論から言うと、アメリカはヨーロッパの社会(キリスト教社会)を否定し、新しい自由な秩序を求めた移民達によって建国された国なのです。

■ピューリタンたちのアメリカ移住

そもそも、アメリカを建国した人々は「ピューリタン」と言われる人たちでした。

ピューリタンとは、イングランド国協会の改革を唱えたプロテスタントのグループのことです。

  • ピューリタン・・・英国教会の改革を唱えた、プロテスタントの一派
  • プロテスタント・・・カトリック教会から分離し、福音主義を理念とした一派

ピューリタンは、イングランド国教会の国王を頂点とした階層的な体制に反発しました。

もともと、プロテスタントもカトリック教会に異を唱えて分離した、いわば改革派ですが、その中でもさらに改革派なのが、ピューリタンだったのです。

一部のピューリタンは「英国では自由に生きていくことができない」と不満を持ち、アメリカ大陸に移住しました。これが、現在のアメリカの建国に繋がるきっかけでした。

■ピューリタンの知性主義

そんなピューリタンたちですが、彼等は強い「知性主義」、つまり知性、知識、学問を重視する姿勢を持っていました。

なぜ、彼等は知性主義を持っていたのでしょうか?

そもそも、プロテスタントは「カトリック教会ではなく、『聖書』に書かれていることをよく理解し、本当の信仰をしよう」と考えた人たちでした。権力にまみれたカトリック教会から離れて、信仰を『聖書』に求めたのです。

したがって、彼等プロテスタントは『聖書』を深く理解することを、自らに強く求めたのです。

そのため、ピューリタンたちも『聖書』を読むことが多く、またそこにどのような事が書かれているのか、自分の言葉で語られることが良いこととされました。

その結果、アメリカは、

  • 日曜の礼拝では、牧師が信仰について言葉で語る時間がとても長かった
  • 全員がみんなの前で信仰について、自分の言葉で語らなければならなかった

という高度な知性が必要とされる社会として出発したのです。

ここまで読むと「なぜ知性主義的な社会から出発したのに、反知性主義のような思想が生まれたの?」と思われますよね。

反知性主義が生まれたのは、アメリカで周期的に巻き起こった「信仰復興運動」がきっかけでした。

2−2:反知性主義の原点としての信仰復興運動

アメリカでは、周期的に「信仰復興運動」というものが巻き起こりました。

これは、その名のとおりキリスト教への信仰を復興するための、熱狂的な、アメリカ全土で起こった運動のことです。

この熱狂が、アメリカで反知性主義を生んだのです。

最初の大規模な信仰復興運動の中から生まれた「説教師」から、反知性主義の誕生を見ていきましょう。

■説教師の反知性主義

反知性主義の萌芽は、アメリカでの「説教師」にありました。

説教師とは、広いアメリカの国土を渡り歩きながら、民衆に信仰を説く人のことです。

彼等は話が面白く、信仰について分かりやすく、独自の解釈で伝えて回りました。

また、町を回る度に出版して儲けた者もいて、ただ信仰を広めたいというだけでなく、ビジネスとして行う者も多かったようです。

これに反発したのが、旧来のピューリタン的なキリスト教の牧師たちでした。

彼等は、説教師のような伝え方を受け入れず、説教師が街にやってきても説教に協力したり、教会を貸してあげたりすることはありませんでした。それどころか、説教師のような伝え方を批難したのです。

この教会の牧師達に対して、説教師は以下のように反論しました。

我々は、ヨーロッパという「知的で文化的だが、頽廃した罪の世界」を脱してアメリカという国を作っているのだ。だから、私たちはヨーロッパで作られた文化的な知ではなく、聖書が説く原初的な知へ回帰すべきだ。

(『反知性主義―アメリカが生んだ「熱病」の正体―』(2015年)を参照)

つまり、文化的な作り上げられた知よりも、原初的な知に戻ることが、より本質的な信仰なのだ。「知性」よりも「霊性」が大事なのだ。という考え方を打ち出したのです。

あえて簡単に言えば、「旧来の教会(知性主義) VS 人気説教師たち」という構図の中で、高い知性(正当なキリスト教教育を受けた経歴など)がなくとも、素朴に、熱心に活動する説教師の方が「より本質的に信仰している」と考えられるようになったのです。

これが、アメリカにおける反知性主義の萌芽だったのです。

説教師達の訴えは、ヨーロッパ世界なら受け入れられなかったかもしれません。

しかし、アメリカの大衆は、ヨーロッパという知的で文化的ではあるが、古い体制を持つ世界を否定し、自分たちで新しい世界を作ってきたのだ、という気概を持っています。

したがって、このような「文化的な知より原初的な知」「知性より霊性」という、反知性主義的な考え方が、受け入れやすかったようです。

■ヒーロー視される過激派たち

さらに、キリスト教内の「過激派」が行う行動がヒーロー視された歴史からも、アメリカ的な反知性主義を見ることができます。

キリスト教内には、教会や幼児洗礼を否定する「宗教改革左派(再洗礼派)」とも言われる、過激な改革志向を持つグループがいました。彼等の思想や行動を危険視した主流派は、彼等を批判しました。

そんな再洗礼派に近い信仰を持つ「バプテスト」は、アメリカでも伝道活動を行います。

バプテストたちは、アメリカでも主流派から迫害されたのですが、彼等は迫害されるほど「自分たちは神の前に何も悪いことをしていない」と信仰を強めていきました。

彼等からすれば、信仰的に正しいことをしているのは自分たちなのですから、迫害は不当です。

そこで、迫害の不当さを訴えるために、わざと犯罪を犯して投獄されたり、罰を受ける人たちが出てきました。

彼等の行動は、信仰の正しさを訴えるためのものとしてヒーロー視され、大衆からも受け入れられたのです。

迫害されていたバプテストたちは、一部の合理主義的・世俗的な政治家と手を組みました。

彼等の「宗教的な既得権益(教会)を打破する」という共通の目的があったからです。

バプテストと政治家が手を組むことは、教会を公認する「公定教会制度」が廃止されることに繋がり、アメリカは政教分離国家としてスタートすることができました。

つまり、宗教と権力が結びつくことを否定し、権力の宗教への介入はできるだけ小さいものであることを目指したのです。

宗教が「知性」の象徴であった時代に、それが権力と結びつくことを否定した姿勢が生まれたのです。

これはまさに、「知性(エリート)と権力が結びつくこと」を監視し、否定するという反知性主義が、政策レベルで実現された動きであることが分かるでしょう。

このように、素朴な信仰から生まれた反知性主義は、政策レベルでアメリカを動かす思想になっていったのです。

■アメリカ的自然観の反知性主義への影響

さらに、反知性主義の確立にはアメリカ的な自然観の影響もありました。

そもそも、キリスト教的な自然観とアメリカの自然観には、以下のような違いがあります。

  • キリスト教的な自然観・・・自然とは不気味なもので、人間の力で押さえ込むもの
  • アメリカ的な自然観・・・自然への憧憬、畏敬

このような自然観は、アメリカでは19世紀以降に生まれたものでした。

それは、アメリカの思想家、哲学者、作家であったラルフ・ワルド・エマソンの思想の影響です。

エマソンは、都市化する社会を見て、都市は人間を尊大にするが、自然は人間に畏敬を抱かされると考えました。

そこで「ヨーロッパへの知的隷属はやめて、自分自身の目で世界を見ようではないか」と主張したのです。

人間は神の前で平等であるのだから、旧来の思想に惑わされず、曇りなき自分の目で現実を見て考え、行動していくべきだ。旧来の権力も信仰も打破すべきなのだ、という思想です。

エマソンの主張したアメリカ的な自然観は、多くのアメリカ人に影響を与え、これもアメリカでの反知性主義の確立の要因になったのです。

2−3:信仰のビジネス化が反知性主義を確立させた

こうして、

  • ピューリタン的な知性主義への反発
  • アメリカ的な自然観

を土壌にして、反知性主義は生まれ、育っていったのです。

しかし、こうして生まれた反知性主義が、アメリカの思想として強固に根付いたのは、さらに繰り返された信仰復興運動や、信仰のビジネス化の影響がありました。

■第二次信仰復興運動(1820年代〜1830年代)

この時代、アメリカでは再び信仰復興運動が巻き起こっていました。

その中心となったのが、メソジストたちです。

メソジストとは、18世紀のイギリスで起こったメソジスト運動の担い手となった「メソジスト会」のことで、アメリカでも18世紀後半になって伝わり、信仰復興運動の担い手となりました。

アメリカで、彼等メソジストは、徹底して、過酷な巡回伝道(アメリカ中を渡り歩きながら信仰を説いて回る)をしました。

また、開拓民の中から生まれ、本も読まないし教育も受けたことがないが、自らの信仰を伝えて回る人々も登場しました。彼等は仲間から説教師として認めてもらうだけであり、中央にあたる組織のコントロールは受けない「反権威」的な思想を持っていました。

つまりこの頃、熱心な信仰を持つ反権威主義的な者が、アメリカ中で信仰復興運動の担い手になっていたのです。

ある意味、反知性主義的な思想を広める役目を果たしたのです。

この頃、反知性主義は、

  • 反権力主義
  • 知的エリートより大衆迎合的
  • 実践的、悪巧み的な知恵を良しとする
  • 知性と権力の結びつきの監視、批判、旧来の知性や権威に頼らず自分の力で判断することを良しとする

という現代に繋がる思想として確立したと言えるでしょう。

ちなみに、アメリカでは国土を渡り歩きながら商材を売って回るセールスマンがとても多い(※)のですが、このようなビジネスモデルは、説教師たちの「巡回伝道」が源流にあるそうです。

※このようなセールスマンの姿は、アメリカの映画を見るとたくさん出て来るので、機会があればチェックしてみてくださいね。

■ムーディーによる信仰のビジネス化

これまで見てきたように、信仰復興運動によって反知性主義が生まれてきたのですが、信仰復興運動はその後巨大ビジネスになっていきます。

ドワイト・ムーディー(1837-1899)は、信仰復興運動をビジネス化した一人です。

彼は、

  • 背広を来て身近な立場で説教する
  • 正式な牧師ではない
  • 富裕層からの支援をもらう
  • 来た人に問いかけながら信仰を説き、感動させるスタイルを作った
  • 広告費を使い、大きな会場で、訓練された青年スタッフを使って集会をビジネス化

というように、型破りな集会を行って集会を娯楽化、商業化したのです。

これは、反知性主義・平等精神とビジネス志向の結びつきから起こったことでした。

平等精神とビジネス志向が結びついたのは「天はみずから助くる者を助く」という信念です。

平等であるが故に、自助=叩き上げの思想が生まれ、それがビジネス志向と結びついたのです。

■ビリーサンデーの反知性主義

現代アメリカ的な反知性主義は、ビリー・サンデーによって確立されたと言えるでしょう。

ビリー・サンデー(1862−1935)は、貧しい出自から野球選手になり、さらに宗教活動で大成功した、まさにアメリカンドリームを体現した人物です。

彼は、

  • 貧しい出自から成り上がった
  • 彼の説教はさらに過激に、大衆迎合的に、娯楽的になった
  • アメリカンドリーム的成功が、平等主義的なアメリカの価値観と合致した

というように、反知性主義を体現するような人生を送りました。

彼は権威に頼らず、個人で人生を切り開く姿勢を一貫していて、それがアメリカ人の反知性主義的価値観にマッチしたのです。

また、こうした宗教活動によって、キリスト教会はどこも自分で人集めが必要になり、大衆迎合的になっていきました。

その結果、アメリカ社会には、反知性主義的思想が根付いていったのです。

これが、アメリカで反知性主義が生まれ、根付いた歴史なのです。

整理すると、以下のようになるでしょう。

【反知性主義の歴史】
  • ピューリタンの知性主義への反抗として生まれた
  • アメリカ特有の平等精神や自然観が、反知性主義が根付くベースになった
  • 繰り返される信仰復興運動が、反知性主義が発達し拡散する原動力になった

こうした歴史から、アメリカでは信仰が一種の「自己啓発」として、社会での成功のために利用されるようになりました。従来の教会が担ってきた「自己啓発」は、近年では「自己啓発セミナー」「セラピー文化」などの形で、自己啓発ビジネスとして発展し、世界に輸出されています。

また、アメリカ人が持つ反知性主義的な思想は、トランプのような「ヨーロッパ的な知性を感じさせない、実社会で大成功した叩き上げ的な人物」を支持する思想にも繋がっています。

反知性主義は、現代社会に大きな影響を与えている思想なのです。

アメリカの反知性主義の原点となったプロテスタンティズム(プロテスタントの思想)について、詳しくは以下の記事で説明しています。

プロテスタンティズムとは?資本主義や現代思想への影響をわかりやすく解説

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3章:反知性主義の現代社会への影響

アメリカの反知性主義は、もともとは知性が越権行為をしていないか、権威を不当に拡大していないか、それを敏感にチェックするための思想でした。

しかし、反知性主義が社会に根付き、広まっている現代では、単なる反権威・反エリートという思想へ、さらには知性の軽視という意味にまで拡大解釈されています。

これでは、反知性主義が社会にとって不要であると勘違いされても、不思議ではありません。

また、日本における反知性主義はどのようなものでしょうか?

日本には、そもそも否定すべき「知性主義」が希薄だったため、アメリカほど明確な反知性主義は生まれていないように思えます。

あなたは、どう思いますか?

むしろ、日本においては、誤用である「知性の軽視」という意味での思想が広まっているようにも思えます。

たとえば「文系不要論」が代表的です。

一般教養的な学問よりも、語学、プログラミング教育など実学的な教育を優先すべき、という思想を持つ人も多いように感じます。

日本における反知性主義の影響や実態については、これからも追って問い続ける必要がありそうです。

そこで最後に、反知性主義を学ぶための書籍を紹介します。

興味があれば、ぜひ手に取って読んでみてください。

4章:反知性主義を学ぶための書籍リスト

ここで紹介する本は、すべて2000円未満の安い本です。

たったこれだけの値段で、あなたの人生が変わる・・・とまでは言えませんが、世界の見方が少しだけ変わるはずです。

これだけコスパの良い自己投資は他にあるでしょうか?

ぜひ、以下の本を読んでみてくださいね。

難易度★森本あんり『反知性主義―アメリカが生んだ「熱病」の正体―』(新潮選書)

反知性主義について網羅的に解説されたとても良い本です。この記事の記述も、多くがこの本に基づいています。

難易度★小田嶋隆『超・反知性主義入門』(日経BP社)

エッセイストである小田嶋隆氏が、日本の反知性主義について解説した本です。森本あんり氏との対談もあり、読み物として優れています。まずは簡単に学んでみたいという場合におすすめです。

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難易度★★深井智朗『プロテスタンティズム-宗教改革から現代政治まで-』(中公新書)

反知性主義とはちょっと違う内容ですが、反知性主義が生まれた背景にあるピューリタリズムやプロテスタンティズムについて、思想を深く学べる一冊です。

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まとめ

最後にこの記事の内容をまとめます。

この記事のまとめ
  • 反知性主義とは、知性を否定する考えではなく、知性と権力が不当に結びつくことを監視、否定する考え方
  • 反知性主義は、アメリカでのピューリタン的知性主義に反抗する姿勢として生まれた
  • 反知性主義は、アメリカでの信仰復興運動と共に成長し、思想として根付いた

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