ドラッカーのマネジメントとは、組織体に特有の機関で、人の仕事を方向づけ、他の人に仕事をさせることをもって自らの仕事とすることです1P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2006)『現代の経営 上』ダイヤモンド社 6-7頁。
いまでは当たり前のように社会で用いられているマネジメントという言葉ですが、組織運営におけるマネジメントの定義をおこない、体系化を実現したのが経営学の巨匠、ピーター・F・ドラッカー(1909-2005)です。
この記事では、
- ドラッカーのマネジメント論の特徴
- ドラッカーのマネジメント戦略
などについて解説します。
好きな箇所から読み進めてください。
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1章:ドラッカーのマネジメントとは
まず、1章ではドラッカーのマネジメント論を概説します。2章以降ではドラッカーのマネジメント戦略を深掘りしますので、用途に沿って読み進めてください。
このサイトでは複数の文献を参照して、記事を執筆しています。参照・引用箇所は注2ここに参照情報を入れますを入れていますので、クリックして参考にしてください。
1-1:ドラッカーとは
まずは、簡単にピーター・F・ドラッカーという人物の伝記的情報を紹介します。
ピーター・ファーディナンド・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker 1909 – 2005)
- 1909年にオーストリアのウィーンで生まれた
- ドイツの新聞記者として活躍し、1931年にドイツのフランクフルト大学を卒業する
- ドイツではナチ党が台頭しはじめると、ユダヤ人という生い立ちに身の危険を感じるようになり、イギリスへの移住を決断する
- その後、イギリスで銀行に勤務する傍ら、経済学を学ぶ
- 1939年には活動の拠点をアメリカに移し、後にベニントン大学の教授となる
- アメリカで経営コンサルタントをして活躍する傍ら、独自の見識に基づく「マネジメント論」を構築する
このような研究活動のなかで、ドラッカーは「分権化」や「目標管理」をはじめとするさまざまなマネジメント手法を提唱しました。彼はマネジメントという概念自体を体系化した、云わば「マネジメントの父」であり、20世紀を代表する経済思想家です。
※ちなみに、ドラッカーはシュンペーターの影響を大きく受けているため、「シュンペーターのイノベーション」の記事をぜひ参照してください。→【シュンペーターのイノベーションとは】5分類・新結合をわかりやすく解説
特に、1954年に発表された『現代の経営』は、マネジメントに関する論点が幅広くまとめられた著書として世界中で翻訳され、いまでも読み続けられています。
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1-2:ドラッカーのマネジメント論の特徴
ドラッカーは『現代の経営』において、以下のような主張しています3P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2006)『現代の経営 上』ダイヤモンド社 2頁。
マネジメントとは、事業に命を吹き込むダイナミックな存在である。… (中略)マネジメントは、紛れもなく産業社会における主導的な存在である。
現代文明において、人々は産業組織を構築し、資源を組織化することによって人類の生活を向上させようと試みてきました。
その結果、経済は大きく発展し、人々の生活環境や福祉の大幅な改善が実現しました。そして、その大きな原動力となったのが、人類史上画期的な発明とも言えた「マネジメント」の登場であったとドラッカーは指摘しています。
さらにドラッカーは、マネジメントとは、資源を生産的なものにすることを託された機関、すなわち経済発展の責任を課された機関であると表現しています4P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2006)『現代の経営 上』ダイヤモンド社 3頁。
つまり、マネジメントとは単なる知識や技法の枠を超えて、経営者が主体となって取り組み、組織の中心に据えられるべき重要な要素であると言っています。
ゆえに、マネジメントとは組織を管理するすべての立場の人間が、その特徴や特性を理解し、適切な取り扱いをしなければならないというのがドラッカーの基本的な主張です。
1-3:マネジメントの機能
さて、ドラッカーはマネジメントには、次の3つの機能があると主張しています。
- 事業をマネジメントすること
- 経営管理者をマネジメントすること
- 人と仕事をマネジメントすること
それぞれ解説していきます。
1-3-1:事業をマネジメントすること
マネジメントは、事業そのものをマネジメントする機能をもちます。事業とは、利益の創出を前提としており、利益の生まれない事業は事業として存続できないように、マネジメントも経済的な成果を第一義と考えます。
事業のマネジメントの原則は、体系的な研究、知識の体系的な取得、あらゆる分野とレベルにおける仕事の体系的な分析によって、マネジメントの仕事が改善可能であるとの考えに立つことです。
そして、マネジメントは事業の運営にあたり勘や才能といった属人的な要素を排除し、実践的な体系を提供することで安定した経済的利益を生み出します。
1-3-2:経営管理者をマネジメントすること
マネジメントの2つ目の機能は、人的資源を使って生産的な企業をつくることです5P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2006)『現代の経営 上』ダイヤモンド社 15頁。
- 利益が付加価値と呼ばれるように、企業はその構成要素たる資源の総計に勝る、より優れたものを生み出す存在でなければならない
- しかも、成長可能な資源が人的資源だけであることは明らかであり、企業は自社の発展のためにヒトという資源を適切にマネジメントしなければならない
ここでいう人的資源にはもちろん作業員や事務員といった一般従業員も含まれますが、ドラッカーは、企業にとって最も高価な資源である経営管理者こそ重点的にマネジメントされなければならないと指摘します。
その理由を、彼らの意思決定や行動は企業の生産性に対して特に大きな影響をもたらすからであるとドラッカーは述べており、その役割にある者を「マネジャー」と呼び、さらに詳細な論説を展開しています。
1-3-3:人と仕事をマネジメントすること
マネジメントの3つ目の機能は、人と仕事をマネジメントすることです。成果を生み出すためには、仕事をしなければなりません。そして仕事とは、その内容は異なっても、一般従業員から重役にいたる、あらゆる種類の人たちによって行われます。
そこで企業には、人に最も適するように仕事を組織し、最も生産的かつ効果的に仕事ができるように人を組織することが求められます。
人を資源として生産的かつ効果的に生かすためには、能力、素質を含めた人の特性に着目する必要があります。そして、その人の特性に合わせた仕事を与えることで、企業としてより生産的な活動が期待できます。
さらに、ドラッカーは上記の3つの機能に加え、時間という要素の重要性を指摘しています。なぜなら、マネジメントとは、常に現在と未来、短期と長期を見ていかなければならないものでもあるからです。
1-4:ドラッカーの考える企業の目的とは
ドラッカーは、企業が単なる利潤目的の営利組織であることを強く否定しています。その理由をドラッカーは、「利益とはあくまで原因ではなく、結果である」6P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2001)『エッセンシャル マネジメント 基本と原則』ダイヤモンド社 20頁ためと説明しています。
もう少し詳しく述べると、利益とは企業が適切なマネジメントをおこなう結果、手にするものであり、利益そのものは成果の判定基準に過ぎないというのがドラッカーの主張です。
では、企業の真の目的とは何なのでしょうか?ドラッカーは、企業の唯一の目的とは「顧客を創造することである」7P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2001)『エッセンシャル マネジメント 基本と原則』ダイヤモンド社 15頁と指摘しています。それは以下の理由からです。
- 顧客だけが、財やサービスに対する支払いの意思を持ち、経済資源を富に、モノを財貨に変えるためである
- つまり、顧客を創造できない企業は、生産の対価である財貨を顧客から得ることができず、企業存続そのものができない
さらにドラッカーは、顧客を創造するための企業の基本的な機能は2つに限定されると述べています。そのふたつが「マーケティング」と「イノベーション」です。
1-4-1:マーケティング
マーケティングとは、
「顧客は何を買いたいか」を問い、製品やサービスを顧客に合わせて販売すること
です。
ここで気を付けなければならないのは、ドラッカーの言うマーケティングとは、「企業はなにを売りたいのか」という販売者目線からスタートするものではないということです。
つまり「プロダクト・アウト」の視点を変え、「マーケット・イン」の考え方に転換することをドラッカーは強く推奨しています。
1-4-2:イノベーション
次にイノベーションとは、
「より優れ、より経済的な財やサービスを創造すること」8P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2006)『現代の経営 上』ダイヤモンド社 50頁
です。
イノベーションは企業と顧客双方に大きな富を生み出します。顧客は、よりよい製品、よりよいサービスを手にすることで、大きな欲求の満足を得ます。
そして、企業は自社が持つ人的資源や物的資源に比べて、より大きな富を獲得することができます。
イノベーションというと、どうしても物質的な発明を思い浮かべますが、ドラッカーは技術的なイノベーション以上に、経済的イノベーション、社会的イノベーションも重要であると指摘しています。
たとえば、現・ヤマト運輸が発明した「宅急便」は、手ごろな料金で小口の荷物を全国に配送できるという流通における画期的なサービスを開発し、経済的かつ社会的なイノベーションを生み出しました。
1-5:ドラッカーの考えるマネジャーとは
ドラッカーは、マネジメントにおいてマネジャー (経営管理者)の役割の重要性を強調しています。ドラッカーの考えるマネジャーとは、成果への貢献という責務を負う者を指し、次の2つの役割を持つとされています9P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2001)『エッセンシャル マネジメント 基本と原則』ダイヤモンド社 128頁。
- 部分の和よりも大きな全体、すなわち投入した資源の総和よりも大きなものを生み出す生産性を創造すること
- あらゆる決定と行動において、ただちに必要とされているものと遠い将来に必要とされるものを調和させていくこと
ここで注意したいのは、ドラッカーはマネジャーを「人の仕事に責任を持つ者」や「命令する権限を持つ者」のように、立場から生じる責任や権限の点から規定していないことです。
代わりに、ドラッカーの指摘するマネジャーとは①目標を設定する、②組織する③動機づけとコミュニケーションを図る、④評価測定する、⑤人材を開発するという5つの基本的な仕事に従事する者10P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2001)『エッセンシャル マネジメント 基本と原則』ダイヤモンド社 129頁です。
そして、その仕事から生まれる成果に対して直接の責任を持つ人間であると主張しています。
- ドラッカーのマネジメントとは、組織体に特有の機関で、人の仕事を方向づけ、他の人に仕事をさせることをもって自らの仕事とすることである11P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2006)『現代の経営 上』ダイヤモンド社 6-7頁
- マネジメントとは単なる知識や技法の枠を超えて、経営者が主体となって取り組み、組織の中心に据えられるべき重要な要素である
2章:ドラッカーのマネジメントの戦略
1章では、ドラッカーが論じたマネジメントに関する基本的な主張を整理しました。2章では、企業において高いパフォーマンスを生み出すための具体的なマネジメントの戦略について解説します。
2-1:トップマネジメントの役割
ドラッカーは、マネジメントにおいても特に重要な役割を果たすトップマネジメント、つまり企業を代表するような立場にある人間に対して、次のような多元的な役割を要求しています12P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2001)『エッセンシャル マネジメント 基本と原則』ダイヤモンド社 224頁。
- 事業の目的を考えるという役割
- 組織全体の規範を定める役割
- 組織をつくりあげ、それを維持する役割
- トップの座にある者だけの仕事として渉外の役割
- 行事や夕食会への出席など数限りない儀礼的な役割
- 重大な危機に際して、自ら出勤する役割、著しく悪化した問題に取り組む役割
それぞれの役割には、いずれも異なる、高い水準の能力が要求されます。たとえば、①の役割には高い思考力が求められますし、④の役割には高い行動力が求められます。
一方で、これらのトップマネジメントの役割が、日常的な仕事として常に存在していないという事実もあります。たとえば、⑥の役割は有事においては非常に重要な役割と言えますが、日頃から欠かせない仕事であるかと言われれば、違うと言えるでしょう。
このように、トップマネジメントの役割とは、高水準の多元的な能力やスキルを要求されており、それでいて必ずしもルーティン的な性質を有していません。そのため、ドラッカーはトップマネジメントの役割とは、すべての複数の人間に割り当てることを必要であると論じています。
たとえば、③の役割に担う部署を人事部、⑥の役割を担う部署をリスクマネジメント部のように編成することで、専門性を維持しながらも、持続的な組織運営が可能となります。
このことからトップマネジメントとは、ワンマンでおこなうものではなく、チームとして構造的に行うべきである、というのがドラッカーの主張です。
トップマネジメントの役割を適切に分担するためには、どの仕事がどの人間に向いているかの緻密な分析をおこない、チームとしての意思決定のルールを明確にしなければなりません。
2-2:組織戦略をマネジメントする
ドラッカーは、マーケティング戦略や財務戦略のように、組織自体においても戦略的なマネジメントの重要性を指摘しています。
そして具体的に、「組織構造のマネジメント」と「多角化のマネジメント」という戦略のマネジメントが必要であると主張しています。
2-2-1:組織構造のマネジメント
ドラッカーは、「組織構造こそ、成果をあげるための前提である」13P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2001)『エッセンシャル マネジメント 基本と原則』ダイヤモンド社 180頁と述べ、組織構造それ自体が企業に与える影響の大きさを指摘しています。
そして、優れた組織の条件として、次の7つの条件を最大限満足させた組織構造を構築せねばならないとしています14P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2001)『エッセンシャル マネジメント 基本と原則』ダイヤモンド社 198-203頁。
- 明快さ:どの組織が、どう位置付けられているか明快にわかる
- 経済性:組織の意思決定や行動に、無用な時間や費用を費やさない
- 方向付けの容易さ:組織で働く人間を成果に向けさせることができる
- 理解の容易さ:与えられた仕事が具体的で個別的である
- 意思決定の容易さ:意思決定のプロセスが構築され、容易に実行される
- 安定性と適応性:組織の長期的な安定が実現できる
- 永続性と新陳代謝:組織内部で新陳代謝が起こり、継続的に学習・進化できる
もっとも、これらの条件はトレードオフの関係になっているものもあり、すべての条件を完全に満たすことはできません。しかし、条件をひとつでも満たせていない組織は、組織の基本的な機能を失うこととなり、成果を生み出すことはできないと考えらえています。
2-2-2:多角化のマネジメント
多角化とは、「企業が事業活動を行って外部に販売する製品分野の全体の多様性を増すこと」15吉原・佐久間・伊丹・加護野 (1981)『日本企業の多角化戦略―経営資源アプローチ』日本経済新聞社 9頁です。つまり、事業分野を拡大し、多方面の事業を営むことを多角化と呼びます。
※より詳しくは多角化の記事を参考にしてください→【多角化経営とは】メリットやデメリット・事例をわかりやすく解説
多角化は企業の業績拡大を図るうえで、もっとも一般的に採られる手法のひとつです。しかしドラッカーは、組織のマネジメントの観点において、企業が不用意な多角化を続けると、いずれ組織全体が機能しなくなるという危険性を指摘しています。
そこには、次のような理由があると述べています。
- 多角化には、市場や製品ごとに異なる思考や姿勢、戦略が必要であり、同一のマネジメントの下ではコントロールすることができない
- 多角化では、その市場と技術が一致しても、事業における価値観を調和させなければ成功に導くことはできない
この問題と向き合うためには、既存の事業と多角化を目論む事業間の市場・技術・価値観が調和しているかを綿密に検討し、事業の開発そして運営において適切な手段を選ぶ必要があります。
たとえば、新しい事業を獲得するにあたり、それを自社内で開発し、自社の努力で成長させるのか、あるいは他社からの買収で早急に調達するのかを選ぶためには、自社の組織構造や組織体質をしっかりと理解せねばなりません。
また、獲得した事業を運営していくにあたっても、その事業を自社に併合した状態にするのか、あるいは分離し独立性を高めた状態にするのかを選ぶために、新規事業の進捗や問題点を細かく分析する必要があります。
- ドラッカーはトップマネジメントの立場にある人間に対して、多元的な役割を要求している
- ドラッカーは「組織構造のマネジメント」と「多角化のマネジメント」という戦略のマネジメントが必要であると主張している
3章:ドラッカーのマネジメントについて学べるおすすめ本
ドラッカーのマネジメント論について理解が深まりましたか?
この記事で紹介した内容はあくまでもきっかけにすぎませんので、下記の書籍からさらに学びを深めてください。
P.F.ドラッカー『現代の経営』(ダイヤモンド社)
ドラッカーの提唱するマネジメントが体系的にまとめられている、まさに経営学の古典です。経営者の必読書と呼ばれるほどの著書であり、経営学を学びたい方にはぜひ読んでいただきたい1冊です。
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P.F.ドラッカー『マネジメント 課題・責任・実践』(ダイヤモンド社)
マネジメントの方法と戦略についてまとめられた1冊です。あるべき組織の姿を明らかにし、組織に働く者の使命から責任までを説いた歴史的名著です。
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P.F.ドラッカー『エッセンシャル マネジメント 基本と原則』(ダイヤモンド社)
上下2巻にわたる大作である『マネジメント 課題・責任・実践』のエッセンシャル版です。マネジメントの基本と原則が端的にまとめられており、はじめてドラッカーを読む方にもおすすめできる1冊です。
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一部の書籍は「耳で読む」こともできます。通勤・通学中の時間も勉強に使えるようになるため、おすすめです。
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まとめ
最後にこの記事の内容をまとめます。
- ドラッカーのマネジメントとは、組織体に特有の機関で、人の仕事を方向づけ、他の人に仕事をさせることをもって自らの仕事とすることである16P.F.ドラッカー著、上田惇夫訳 (2006)『現代の経営 上』ダイヤモンド社 6-7頁
- マネジメントとは単なる知識や技法の枠を超えて、経営者が主体となって取り組み、組織の中心に据えられるべき重要な要素である
- ドラッカーは「組織構造のマネジメント」と「多角化のマネジメント」という戦略のマネジメントが必要であると主張している
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