ポピュリズム(populism)とは、「大衆」の立場を自称し、規制の政党やエリート、既得権益層を批判する政治思想や政治運動のことです。
ポピュリズムを身近に感じられない方も多いと思いますが「よく分からない政治思想」では済まされなくなっています。
なぜなら、日本の「維新の会」やアメリカの「トランプ政権」、イギリスの「イギリス独立党」、フランスの「国民戦線」、ドイツの「ドイツのための選択肢」など、世界中でポピュリズムが政策に影響を与えるようになているからです。
そのため、これから日本でもさらなる影響力を持ち、日本の政策を大きく揺るがすようになるかもしれないのです。
特に、「政治にはあまり関心がない」という方こそ、ポピュリズムの影響を受けるかもしれませんよ。
そこでこの記事では、
- ポピュリズムの定義、意味、特徴
- ポピュリズムの政治へのメリット、デメリット
- 世界でのポピュリズムの影響
- これからのポピュリズム
- ポピュリズムを学べる書籍リスト
について紹介します。
最後まで読んで、現代政治を理解できるようになりましょう。
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1章:ポピュリズムとは何か?
それではさっそく、
- ポピュリズムの定義・意味
- ポピュリズムの特徴
- ポピュリズムのメリット、デメリット
について解説します。
1−1:ポピュリズムの定義・意味
繰り返しになりますが、ポピュリズムの定義は以下の通りです。
【ポピュリズムの定義】
『大衆』の立場を自称し、規制の政党やエリート、既得権益層を批判する政治思想や政治運動
(大衆主義、人民主義、平民主義、公民主義、衆愚政治、大衆迎合政治などとも言われる)
※ただし、統一的な定義があるわけではなく、論者によってさまざまな定義があります。この記事では、水島治郎『ポピュリズムとは何か』(中公新書)、ポピュリズム:デモクラシーの友と敵』(白水社)などを参考に、定義や特徴を説明しています。
まずは意味から、初学者にも理解しやすいように解説していきます。
まず「大衆」とは、非エリートと言っても良いです。つまり、現在の政治、経済、社会で特権的な地位を持っていない、たくさんの人たちのことです。
ポピュリストの政治家は、「大衆」に対して「みなさんと同じ立場ですよ」と主張します。
そして、その主張の内容は、「現在の政権や官僚、経済界のトップなどの特権的な立場を持っている人たち(既得権益層)が、いかに甘い汁を吸っているのか」「彼らが社会にとってどれだけ害悪なのか」といったことです。
こうして「これまでの政治家とは違う人間」であることをアピールし、大衆の支持を得て、改革を主張していくのです。
もう少し詳しくポピュリズムの特徴を説明します。
1−2:ポピュリズムの特徴
ポピュリズムには、以下のような特徴があります。
- 大衆・人民の代表を自称
- エリート批判
- カリスマ的リーダー
- 一貫したイデオロギー、政策思想は持たない
- 国民投票など国民に積極的に問いかける手段を使う
順番に解説します。
1−2−1:大衆・人民の代表を自称
定義の説明でも書いたように、ポピュリズムは大衆の代表であることを主張します。
この「大衆の代表」については、そのポピュリズムによって、
- エリートやメディア、高学歴層などから無視されてきた人々の代表
- 特定の団体、年齢などの属性を超えた国民の代表
- 何らかの団体、年齢などの特定の属性の代表
のいずれかの形を取ることが多いです。
ここで注意すべきなのは、ポピュリズム的な思想を持つ政治家が、必ずしもその大衆と同じ属性を持つというわけではないということです。
たとえば、維新の会をつくった橋下徹は弁護士兼タレントであり、高額な所得を持っているはずですし、トランプ大統領はとてつもない資産家です。しかし、彼らは有権者に対して「大衆の代表」かのように主張します。
1−2−2:エリート批判
ポピュリズムは、「大衆」「人民」の代表を自称するため、政治、経済的なエリート達は腐敗していて、甘い汁を吸っていて、そのしわ寄せが大衆に来ているのだ、だから変革が必要なのだと主張します。
このようなエリート批判は、ポピュリズムの特徴なのです。
別の言い方をすると、ポピュリズムは「左右」ではなく「上下」の対立を作ります。
旧来の政治は、「右と左」「保守か革新」による対立がオーソドックスでした。
日本で言えば、長く「自民党(保守)と民主党(革新)」の対立がありましたね(民主党は、現在は維新の会と合流して民進党になりました)。
これに対し、ポピュリズムは既得権益層という「上」と、それ以外の非エリートであり、抑圧されている「大衆」という「下」の対立という上下の対立を作る傾向があるのです。
1−2−3:カリスマ的リーダー
ポピュリズムでは、カリスマ的なリーダーの存在が特徴的です。
日本で言えば、維新の会の橋下徹や、元首相の小泉純一郎などが代表的です。
ポピュリズム的な政治家・政党は、大衆の代表である必要があるため、大衆の声に耳を傾け、しっかりくみ取り、その声(ニーズ)に応えることを力強く主張する必要があります。
そのため、カリスマ的な人気を持つリーダーが代表することが多いのです。
1−2−4:一貫したイデオロギー、政策思想は持たない
ポピュリズムは、大衆の声(ニーズ)に応えること、エリート、特に政治の場においては既存の政党の政策を批判することを特徴とします。
そのため、ポピュリズム的な政治家や政党は、一貫したイデオロギーや政策思想を持っているわけではないことが多いです。
また、エリートや既存の政党の主張が変われば、それに合わせて主張を変えることも多いです。
1−2−5:国民投票など国民に積極的に問いかける手段を使う
通常の政治活動は、議会制民主主義、つまり選挙によって選ばれた政治家が、民衆の声を拾い上げて議会で主張し、政策の実現を目指す形を取ります。
しかし、ポピュリズム政党や政治家は、こうした既存の政治的な仕組みを飛び越えて、「国民投票」や「国民発案」という形で、国民に直接答えを問うような方法を活用する傾向があります。
旧来の政党の支持を得ていなくても、大衆の支持があれば国民投票などの手段を使えば政治的な解決ができる可能性が高いからです。
ポピュリズムについて詳しくはこちらの本からも学ぶことができます。
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- ポピュリズムとは、大衆の代表を自称しエリート批判する政治的な立場、政治運動
- カリスマ的なリーダーが民意をすくい上げ、国民投票などの直接民主主義的な手法で政治運営する傾向がある
2章:ポピュリズムが政治に与えるメリットとデメリット
ポピュリズムは、一般的に「大衆迎合的」「過激で悪影響」といった印象があるように思われます。
しかし、実はポピュリズムには、現代政治へのメリットもあるのです。
そこでここでは、ポピュリズムが持つメリット的な側面と、デメリット的な側面を紹介します。
2−1:ポピュリズムの良い面(メリット)
ポピュリズムが現代の政治に与える良い面は、
- 排除されてきた人を政治に巻き込む
- 新たな政治・社会的まとまりをつくり出す
- 政治での問題解決を促す
ということです。
2−1−1:排除されてきた人を政治に巻き込む
ポピュリズムは、これまでに政治から排除されてきた人々に政治参加を促すという、政治への良い面があります。
繰り返しになりますが、ポピュリズム政党や政治家は、これまでエリートから排除されてきた「大衆」「下層」の人々の代表を主張します。
したがって、これまでの政治に諦めて政治参加してこなかった層が、ポピュリズム政党・政治家に期待し、政治参加するようになることがあるのです。
2−1−2:新たな政治・社会的まとまりをつくり出す
既存の政党は、特定の団体や属性の人たちの代表として政治活動します。
たとえば、日本の自民党の場合、伝統的に農家が支持基盤となっていたことはよく知られています。
一方でポピュリズム政党・政治家は、年齢、職業、地域、組織などの属性を超えた「大衆」「人民」の代表として積極的に活動します。
そのため、属性を超えた新たなまとまりを生み出し、既存の政治体制に変動を促すのです。
2−1−3:政治での問題解決を促す
ポピュリズムは、社会問題を政治の課題として取り上げ、国民投票などの直接的な手段で、国民に対して答えを問う傾向があります。
つまり、社会での課題を経済や司法の場での解決に頼らず、政治の場に引き出して国民に問うことで、国民の政治参加を促しし、活性化させるのです。
このように、ポピュリズムは政治という場や民主主義そのものを活性化させる面があるのです。
民主主義については次の記事で詳しく解説しています。
2−2:ポピュリズムの悪い面(デメリット)
ポピュリズムの良い面を紹介しましたが、もちろん悪い面もあります。
それは、
- 立憲主義の原則を軽視
- 政治的対立、分断を生む
- 政治、非政治的制度を制約する
ということです。
2−2−1:立憲主義の原則を軽視
立憲主義というのは、憲法によって国家の権力を制限し、法律に則って政治を行う思想のことです。たとえば「多数派」の原則は立憲主義の一つですが、この原則を厳守すると少数派をないがしろにしてしまいます。
このような考え方をポピュリズムは否定するため、立憲主義という現代の政治を成り立たせている原則を軽視することがあるのです。
2−2−2:政治的対立、分断を生む
ポピュリズムはエリートを批判し大衆を「虐げられてきた人」と守ります。つまり、敵と味方を明確に分けるのです。
その結果、社会に分断や激しい対立を生み出すこともあるのです。
2−2−3:政治、非政治的制度を制約する
ポピュリズムは国民投票のような、直接的な解決方法を好みます。
その結果、既存の政党、議会、司法機関のような仕組みを軽視する傾向があるのです。
ここまでポピュリズムの定義や良い面、悪い面を見てきましたが、ここからは実際に世界で猛威を振るったポピュリズムの事例を見ていきます。
ちょっと詳しい内容になるので、興味がある方は読んでみてください。
- ポピュリズムは、政治から排除されてきた人を巻き込んだり、あらたな政治的なまとまりを作り出すなどのメリットがある
- ポピュリズムは、立憲主義や政治制度を軽視したり、政治的分断を生むデメリットがある
3章:世界でのポピュリズム的政党の台頭
この章では、ポピュリズムの事例として、
- ラテンアメリカ
- ヨーロッパ
- アメリカ
を紹介します。
興味があるところから読んでみてください。
3−1:ラテンアメリカ
ラテンアメリカでは、1930年代以降にポピュリズムが強い影響力を持ちました。
ポピュリズムが登場したのは、ラテンアメリカでは経済的、社会的に圧倒的な不平等が存在し、抑圧された沢山の大衆がいたからです。政治は少数のエリートに独占され、大衆はほとんどが農民や鉱山労働者で、彼らの意思は政治に反映することが困難でした。
ラテンアメリカのポピュリズムには、
- ポピュリズムの指導者は、大衆に肉声を届けるために、飛行機やメディアなどの当時発達した技術を活用するようになった
- 労働者や中間層、労働者といった階級を超えた政治的なまとまりを生み出した
- 輸入品の国産化や保護主義を経済政策の目標にした
- 独自の文化的価値を称揚して、ナショナリズムを喚起した
- それまで排除されてきた大衆の政治参加を促した
という点が特徴的です。
特にアルゼンチンでは、フアン・ペロン(Juan Domingo Perón)からポピュリズム的な伝統が生まれ、未だにポピュリズムが政治に影響力を持っています。
3−2:ヨーロッパ
ヨーロッパでは、イギリスのEU離脱に象徴されるように、ポピュリズムが非常に大きな影響力を持つようになっています。
3−2−1:ヨーロッパでポピュリズムが影響力を強めた理由
ヨーロッパでポピュリズムが力を持つようになった背景には、政治、経済、社会的な環境の変化がありました。
①既成政党間の区別が曖昧になった
冷戦終結以降、左派も右派も冷戦体制を前提としたイデオロギーを失ったため、左派政党は現実的な政策に変更し、右派はリベラルな政策を取り入れ、社会民主主義的な政党になっていきました。
つまり、左派は右派に近寄り、右派は左派に近寄ったのです。
その結果、既成政党の区別が曖昧になり、ポピュリズムがのさばる余地を作ってしまったと言えます。
②政党や支持組織の弱体化
政党やそれを支持する組織(農民団体や労働組合など)が、近年弱体化しています。
その結果、既成政党は支持基盤を弱め、国民を政治に巻き込む力を失い、その結果国民の代表ではなく、特定の団体の代表者としてみなされるようになりました。
これは、ポピュリズムによって「エリートが甘い汁を吸っている」というように批判される原因になりました。
③格差が拡大し強い不満を持つ層が生まれた
近年、グローバル化によって格差が拡大していることは、言うまでもありません。
その結果、経済的、社会的に「負け組」扱いされ、社会に不満を持つ層が生まれました。彼らは既成政党やエリートに対してネガティブな思想を持っています。
ポピュリズムは、彼らのニーズをすくい取り、彼らの代表者であることを自称することで、強い支持を得る事ができています。
上記のポピュリズムが影響力を強めた理由は、他の地域でも同様のことが言えそうです。
しかし、特にヨーロッパにおいてその影響が大きく、ポピュリズムが政治的影響力を持つようになったのです。
3−2−2:ヨーロッパのポピュリズムの特徴
ヨーロッパのポピュリズムには、以下の特徴があります。
①メディア露出の重視
ヨーロッパのポピュリズム指導者は、マスメディアやインターネットメディア(SNSなど)を利用し、積極的に露出して国民に直接語りかける傾向があります。
②直接民主主義の活用
ヨーロッパのポピュリズムも、国民投票などの直接民主主義的な手法を活用します。
③福祉排外主義
ヨーロッパのポピュリズムの最大の特徴は、リベラルな言説を使って「移民排斥」を訴えることです(福祉排外主義)。
彼らは、移民の増加は国家財政の負担になり、それは国民の税負担の増加や福祉(年金、医療制度)の減少などに繋がるというロジックで、移民排斥を訴えます。
移民排斥は通常ナショナリズム的な側面から、極右勢力などによって主張されることが多いのですが、ヨーロッパではリベラルな主張と結びつけられている特徴があるのです。
ヨーロッパのポピュリズム政党としては、以下のものが代表的です。
- フランス国民戦線
- オーストリアの自由党
- ベルギーのVB(フラームス・ブロック)
- イギリスの独立党
- ドイツのための選択肢
3−3:アメリカ・トランプ政権
わざわざ紹介するまでもないかもしれませんが、アメリカでは、ポピュリズムがトランプ政権を生み出しました。
トランプが成功したのは、
- アメリカ中西部から北東部かけて広がる旧工業地帯の、既存の政治に不満を持っていて、かつトランプが掲げる保護主義的な政策で救われる立場の人々
- 既存の政治やエリートから見捨てられた人々
- 本音では保護主義や移民排斥を求めていても、それを隠していたサイレントマジョリティ
こうした人々の支持を取り付けたことです。
特に、
「アメリカの東海岸や西海岸の都市部に本拠を置く政治経済エリートや有力メディアから、突き放された人々」(『ポピュリズムとは何か-民主主義の敵か、改革の希望か-』(2016)を参照)
の声を拾い上げたことが勝因でした。
さらに、アメリカでポピュリズムが影響力を強めた背景には、アメリカ社会には非エリート主義的思想である「反知性主義」が伝統的に存在することも要因としてあります。
反知性主義について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
【反知性主義】本当の意味・誤用されるケース・影響力をわかりやすく解説
このように、世界で猛威を振るうポピュリズムですが、これからの政治にどのような影響をもたらすのでしょうか?
4章:これからのポピュリズム
これからのポピュリズムの動向と政治への影響を見る上で、以下のポイントを押さえておくと、社会情勢の変化が読み解けるはずです。
- 知的イメージの活用
- 再分配によって利益を得る層への反発
- リベラルなデモクラシーの利用
簡単に説明します。
4−1:知的イメージの活用
ポピュリズムは、もともと大衆に近い立場で、歯に衣着せぬ過激な発言をして、支持を得ていくスタイルでした。
しかし、主にヨーロッパのポピュリズム政党などは、知的なイメージを維持しソフトな話し方で大衆から支持を得るようになっています。過激な発言をする政党は、常識的な人々からは避けられる可能性もあるからです。
今後は知的イメージをより活用したポピュリズムが多くなるのかもしれません。
4−2:再分配によって利益を得る層への反発
先進国のポピュリズムは、特権を持っている既得権積層の批判というよりも、政府による「再分配(日本の場合は貧困層への生活保護や、高齢者に有利な年金など)」によって利益を得る層への反発が、ポピュリズムを生むエネルギーになりつつあります。
4−3:リベラルなデモクラシーの利用
現代のポピュリズムは、リベラルなデモクラシーを利用しています。
たとえば移民排斥を正当化するために、
「『政教一致を主張するイスラム』『男女平等を認めないイスラム』『個人の自由を認めないイスラム』」(『ポピュリズムとは何か-民主主義の敵か、改革の希望か-』(2016)を参照)
のように、「リベラルな価値観からすると、彼らの価値観は認められないため、私たちの国に来るべきではない」と主張するのです。
そしてそれを、国民投票のようなデモクラシーで答えをハッキリさせようとします。
このような、リベラル、デモクラシーによる排外主義的主張の正当化は、今後増えていく可能性があります。
5章:ポピュリズムについて学ぶための書籍リスト
最後に、ポピュリズムについてより深く学べる書籍を紹介します。
ポピュリズムは、これからの社会でも確実に大きな力を持っていくと思われます。これから紹介する本を読むことで、ニュースの理解度がもう一段階深まることが間違いありません。
初学者用から上級者用まで紹介しますので、自分にあった本を選んでみてください。
この記事は、以下に紹介する本を参考に書きました。
難易度★水島治郎『ポピュリズムとは何か-民主主義の敵か、改革の希望か-』(中公新書)
2017年の石橋湛山賞を受賞した、ポピュリズムについてとても分かりやすく、網羅的に解説された本です。初学者におすすめです。
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難易度★森本あんり『異端の時代-正統のかたちを求めて-』(岩波新書)
反知性主義やポピュリズムなど、現代社会で影響力を持つ政治思想について、とても分かりやすく書かれた本です。これも、現代社会を理解する上では必読書と言えるでしょう。
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難易度★★ポピュリズム-デモクラシーの友と敵-』(白水社)
『ポピュリズムについて、事例や歴史に基づいて詳しく書かれた本です。上記の2冊よりも専門的な内容なので、中級者向けです。
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一部の書籍は「耳で読む」こともできます。通勤・通学中の時間も勉強に使えるようになるため、おすすめです。
最初の1冊は無料でもらえますので、まずは1度試してみてください。
また、書籍を電子版で読むこともオススメします。
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などの特典もあります。学術的感性は読書や映画鑑賞などの幅広い経験から鍛えられますので、ぜひお試しください。
まとめ
最後に今回の内容をまとめます。
- ポピュリズムとは、「大衆」の立場を自称し、規制の政党やエリート、既得権益層を批判する政治思想や政治運動
- ポピュリズムは政治的対立を生むなどのデメリットもあるが、政治を活性化させるメリットもある
- 近年は「知的イメージの活用」「再配分によって利益を得る層への批判」「リベラルな価値観で主張を正当化する」などの変化が起こっている。
このサイトでは、他にも様々な社会思想、政治思想や学問について解説しています。ぜひブックマークして参考にしてくださいね。