留学前になると、
- 「勉強しないといけないけど、どこまですればいいんだろう」
- 「勉強することにどんなメリットがあるんだろう」
- 「勉強にはどの教材がいいんだろう」
などの悩みがでてきませんか?
留学前は留学準備に追われてなかなか勉強時間を取れないかもしれませんが、留学の成果を最大限にするために、英語の勉強をしっかりしておくことを絶対におすすめします。
なぜなら、私自身が留学前に「オンライン英会話」「単語の基礎力UP」「リスニング力の強化」を重点的におこない、スムーズに留学生活に入っていくことができた経験があるからです。
とはいえ、効率的な勉強方法を独自に模索していくのは大変ですよね。
そこで、この記事では、
- 留学前にするべき勉強のポイント
- 留学前にするべき勉強の具体的な内容
- 留学前の勉強に使えるおすすめ参考書・教材
をそれぞれ紹介していきます。
あくまでも個人的経験にもとづくアドバイスとなりますが、必ずあなたの役に立つ情報となるはずです。ぜひ読んでみてください。
この記事はアメリカに2回留学した九大博士在学生が実践した英語勉強法です。今回は運営者の友人による寄稿記事となっています。
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1章:留学前にするべき勉強のポイント
まずは、「留学前の勉強をはじめる時期について」「留学前勉強のメリットについて」を個人的な経験から紹介していきます。
私自身の個人的な経験とは、
- 学部時代…アメリカ合衆国における1年間の語学研修
- 大学院時代…アメリカ合衆国の大学院における半年間の研究活動
を指します。
そのような経験を回想したとき、大事と思われたポイントを紹介していきます。
1-1: 留学前の勉強はいつから?
そもそも、留学前の勉強はいつからした方がいいのでしょうか?
結論からいえば、できるだけ早く勉強はした方がいいです。
しかし、このように言うと、
「3ヶ月前から計画的に勉強したほうがいいと聞いたことがある!」
と言う方もいるかもしれません。
たしかに、留学を紹介するサイトなどでは「3ヶ月前から勉強すること」を推奨している場合があります。
しかし、私の経験からいえば、わざわざ勉強を開始する期間を設ける必要はないです。なぜならば、勉強をした分だけ留学での成果は伸びるからです。
留学前の忙しい時期に、いきなり「勉強しろ!」と言われても難しいかもしれませんが、心配しないでください。
私が言いたいのは「勉強をいつ開始しても決して十分ではない。だったら早めに勉強した方がいい」ということだけです。
そのように私が言うのは、留学前に勉強することに次のようなメリットがあったからです。
1-2: 留学前の勉強のメリット
結論からいえば、留学前に勉強するメリットはスムーズに留学生活に入ることができたことでした。
私も留学をする前は、
- 「友達ができなかったらどうしよう」
- 「自分の英語力に不安」
- 「そもそも、生活ができるのだろうか」
といった不安で頭や心がいっぱいでした。
さらに、私の経験からいえば、慣れない外国での生活では少しのことでストレスが溜まりがちです。たとえば、「コーヒーを頼んだのに、聞き取ってもらえない」など、日常の些細なことがストレスの原因となります。
このような状況だと、
「留学で精一杯楽しむ」「留学でしっかり勉強する」「外国人の友達をいっぱい作る」といったあなたの留学目的に挑戦する前に、疲れ果ててしまう
といったことが起こります。
たしかに、さまざまなサイトで紹介されるように、
- 日本社会・文化のことを英語で説明すること
- 英語で自己紹介文を考えておくこと
といったプラクティカルな準備は大切です。
しかし、もっとも大事なのは少しでも不安を解消して、楽しい留学生活を送るために準備をすることです。その準備として、留学前に勉強をするべきです。
そして、そのような準備でもっとも効果的だったのは、次に紹介する勉強でした。
2章:留学前にするべき勉強
結論を言えば、留学前の勉強でもっとも効果的だったのは「英会話」「単語と文法」「リスニング」の3つの勉強です。それぞれの勉強の中で効果があった方法を、実体験に基づいて紹介していきます。
2-1: 留学前にするべき勉強:英会話
やはりなんと言っても大事なのは、英語でのコミュニケーションに慣れることです。
当たり前ですが、留学先は別世界です。言葉が通じないのは当然、日本の常識は一切通用しません。
しかし、学校でのレッスンや日常生活はあなたを待ってくれません。たとえば、私は語学学校での初めての授業で映画を鑑賞し、その後に意見を求められました(当然、映画を観るのも意見をいうのも英語)。
ここで必要なのは、文法の正確さや単語の適切な選択ではないでしょう。
それよりも、英語で「聞く」「話す」という基本的な能力と、それに対する慣れが必要だったのです。それは授業に限らず、留学が始まったその瞬間から必要な能力です。
そういった意味で、英会話を留学前から勉強することはとても有益です。
なぜならば、それは、
- オンライン英会話で英語で話すことに慣れることができる
- 少なくとも、英語を話すことに対して恥ずかしさを取り除くことができる
からです。
そのような基礎英会話力をつける上でとても有効的だったのは、「レアジョブ英会話」です。
実際に長期間使ってみて、私は次のような感想をもっています。
レアジョブ英会話の特徴
- レアジョブ英会話は毎日25分コースだと、1コマあたり200円程度という安さが特徴。英会話スクールでレアジョブほどの低価格を実現することは不可能。
- 講師はエリートフィリピン人。タガログ語のアクセントが少しあるが、英会話を始めようとする方には十分すぎる英語力をもった講師たち。
- 「アメリカ英語」と言われると微妙だが、少なくとも「イギリス英語」ではない。
このような特徴がある中で、私がもっとも役に立ったと思ったのは非ネイティブ話者と会話をすることです。
現在、英語を実用的に話す17.5億人のうち、ネイティブ人口は3.9億人にすぎません。つまり、非ネイティブ人口の方が圧倒的に多いのです。そう考えると、「○○英語」とは大した問題ではありません。
むしろ、圧倒的多数の非ネイティブが話す英語に慣れることの方がグローバル化した世界では重要です。実際、語学学校に来るのは非ネイティブの外国人だけで、それぞれ個性的なアクセントがありました。
たしかに、ネイティブのように話すことは大事です。しかし、非ネイティブ話者がより多く存在することを考えると、より実用的な英語とはどのような英語なのでしょうか?
そのように考えたとき、私は「レアジョブ英会話」で得られるものが多いと感じます。まずは、ぜひ無料体験レッスンをしてみてください。好みに合わない場合、継続しなければOKです。
2-2: 留学前にするべき勉強:単語と文法
次に大事だったのは「単語学習」と「文法」です。
2-2-1: 単語
単語学習は面白くないので、挫折しがちですよね。しかし、ある程度の量の単語を知っていないと、生活することも会話を開始することもできません。
そういった意味で、「単語」をある程度学ぶことは必須です。より多くの単語を知っていれば、より多くのことを説明できます。
単語の重要性はあなたもご存じだと思いますが、あえて強調します。
具体的な目標の単語数は設定せずに、貪欲に一つでも多くの単語を勉強しましょう
もしかしたら、一つの単語があなたの留学生活をより実りのあるものにするかもしれません。なぜならば、単語から会話は始まるからです。
おすすめ教材としては、とても有名な「キクタンシリーズ」です。チャンツをうまく利用しながら、口でも単語を覚えることはかなり効果的です。
たくさんの英単語本を買う必要はありません。一つの本に記載された単語を全部覚えたと胸を張って言えるようにしましょう。すると、自然に単語力が向上しているはずです。
2-2-2: 文法
留学前の文法に関する勉強ですが、私はあまり重要視しませんでした。
なぜならば、「中卒程度の文法があれば大丈夫!」なんてよく言われますが、「それでも十分にハードルは高い」と考えていたからです。
たしかに、文法というある言語におけるルールを理解してることは大事です。
しかし、文法については以下のように考えていました。
- 語学学校に留学するならば、そこで教えてくれる
- 語学学校なら分からないことがあれば、すぐ聞ける
- つまり、個人で勉強するより効果的である
- さらに、英語で英文法を教えてもらった方がネイティブが使う「感覚」がわかるため効率的である
たとえば、「現在完了は「経験」を意味する」という文法を日本語で学ぶことと、ネイティブの講師が説明する「Present Perfect(現在完了)」の意味を知ることどちらが効率的でしょうか?
個人差はあると思いますが、ネイティブ講師の指す「経験」が何を意味するのかを直接学んだ方が、自分で現在完了における「経験」とは何かを考えることより、誤認もなく効果的だと思いませんか?
つまり、私は文法は留学先で教えてもらった方が効率的だから、それならば留学前は英単語が重要だと考えていたのです。
注意して欲しいのは、文法の重要性を否定してるのではないことです。あなたの伝えたいことを正確に伝達するには、時制や前置詞、副詞などの役割を理解するべきです。
しかし、あくまでも留学前の勉強と考えるならば、上のような理由から一つでも多くの単語を覚える方が大事だと思います。
ちなみに、英語で理解した文法を日本語で確認すると理解が深まります。そういった意味で、確認用の参考書があると便利です。私は「Forest」を利用しました。
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2-3: 留学前にするべき勉強:リスニング
そして、留学前の勉強で大事だったのは「リスニング力のUP」です。
単語と同様に、リスニング力もあればあるだけ良いです。そして、さまざまな人が紹介しているように、映画を観るなりニュースを聞くなり、多くの方法でリスニング力は鍛えらえます。
ここでは「実践的なリスニング」と「隙間時間でのリスニング」を紹介します。
2-3-1: 実践的なリスニング
私がもっともオススメするのは、
- 「レアジョブ英会話」による実践的なリスニング
- 理由は「話すこと」と「聞くこと」を同時に鍛えることができるから
です。
改めて確認することではないかもしれませんが、会話は「話すこと」と「聞くこと」がセットの行為です。そのため、「話すこと」が向上することは、同時に「聞くこと」の向上に繋がるのです。
たとえば、「言えること」は必ず「聞くこと」ができると感じたことはありませんか?もしあなたが「I like cats」と言えるならば、あなたはその文章を殆ど間違いなく聞き取ることができるでしょう。
そういった意味で、言えることが増えると、自然と聞けることも増えるのです。そのような実践的かつ効率的な勉強は映画やニュースではなく、会話が一番です。まずはトライしてみてください。
2-3-2: 隙間時間でのリスニング
もし通学・通勤といった隙間時間にリスニングの勉強がしたい場合、あなたの好みに合わせた映画を観ることがいいと思います。
どこでも言われることですが、映画は気軽に楽しく勉強できるので本当におすすめです。
たとえば、コメディはカジュアルな言葉が使われる傾向のあるジャンルですので、より実践的かもしれません。しかし、好みはそれぞれですので、あなたの好きなジャンルから継続して観れるものを選択するべきです。
私はAmazonプライムで映画を観ながら、リスニング力を日々鍛えています。現在加入しれば、一般の方は1ヶ月無料、学生は6ヶ月無料で利用できますので、どんどん映画から勉強しましょう。
隙間時間は勉強をする最適な時間の一つです。有効活用する方法は、次の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
3章:留学前の勉強に使える参考書
最後に、これまでの内容を振り返りながら、留学前に有効だった参考書および教材を紹介します。
3-1: 留学前の勉強に使える参考書:単語
これまで紹介してきたように、留学前は「オンライン英会話」「単語の基礎力UP」「リスニング力の強化」に重点を置いてきました。
その際、なるべく実践的に勉強することがコツです。たとえば、その日に勉強した「単語」を「オンライン英会話」で実際に使ってみるといった方法です。
この方法は応用可能です。たとえば、文法を学んだのならば、その文法を用いた文章をオンライン英会話で実際に使うことです。
その際、おすすめなのはやはり「キクタン」です。
私は「キクタン Basic」を3周ほどして留学をしました。自慢できる単語量ではありませんが、ある程度の単語が自然と口から出るぐらいになると、留学前の勉強としては十分だと思います。
あなたのレベルに合わせて、「キクタン」を選んでみてください。
3-2: 留学前の勉強に使える参考書:文法
文法に関しては上記のとおり、重要視しませんでした。とはいえど、全く勉強しなかったわけではありません。
あくまでも実践的な方法に拘っていた私は、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』を使ってフレーズから文法を勉強していました。
この本には中学卒業レベルの例文がたくさん記載されており、それを口に出して覚えることができます。
私はこの本から「何の文法がどの状況を説明するために使われるのか?」を学びました。そして、それを応用してさまざまな状況に当てはめていったのです。
たとえ、文法が正確でなくてもあなたの意味することは大抵伝わります。細かい文法の機能は留学先で教わることですでの、留学前は「ざっくりと」文法が使われる文脈を理解するといいです。
また、実際に記載された例文がそのまま使えるかどうかは状況次第かもしれません。例文と全く同じ状況があなたに起きれば、記載された例文が使えるはずです。
しかし、そのような状況にはあまり期待せずに、ある文法が使われる状況を掴んでおきましょう。
同じような参考書は他も次のようなものがあります。あなたの目標に合わせて、選択してみてください。
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まとめ
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