西洋哲学

【プラトンの『ティマイオス』とは】背景・要約をわかりやすく解説

プラトンの『ティマイオス』とは

『ティマイオス』(Timaeus)は、プラトンが宇宙の生成について詳細に論じた書物です。

『ティマイオス』では、イデア論が世界の生成に対して応用されるのみならず、人間が物質的な側面とイデアとの関わりの両方をもつ存在者であることも描かれています。

この記事では、

  • プラトンの『饗宴』の時代背景
  • プラトンの『饗宴』の要約
  • プラトンの『饗宴』の学術的議論

をそれぞれ解説していきます。

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1章:プラトンの『ティマイオス』とは

1章ではプラトン『ティマイオス』について知っておきたい基本的なことを説明し、2章では『ティマイオス』の要約を行います。そのうえで、3章では専門的な議論を取りあげて『ティマイオス』をより深く読むための視点を提供します。

このサイトでは複数の文献を参照して、記事を執筆しています。参照・引用箇所は注1ここに参照情報を入れますを入れていますので、クリックして参考にしてください。

1-1:プラトン『ティマイオス』の時代背景

『ティマイオス』は、作中でソクラテスに宇宙論を語り聞かせる者として出てくる登場人物の名前を冠した対話編です。

ティマイオスとは

  • ティマイオスという人物の実在ははっきりとは確認ないが、彼はロクリスという地方の人とされ、この地方はイタリア半島に近い場所である
  • 知的風土としては、感覚を超えた世界を数学的に描こうとするピュタゴラス派の影響が強い
  • その一方で、他にもパルメニデスやエンペドクレスといった自然哲学者たちの考えも早い段階から知られていた

そうした人物を対話編の重要人物に位置づけることでプラトンは、既存のさまざまな宇宙論の要素を取り入れつつ、独自の宇宙論を展開していきます2山恭子「『ティマイオス』解説」『プラトン全集12』種山恭子・田之頭安彦(訳)254–257頁、岩波書店



1-2:プラトンの問題意識

宇宙の生成という自然のあり様を描く『ティマイオス』は、同時に倫理的志向をもっています3ミヒャエル・エルラー『知の教科書 プラトン』三嶋輝夫・田中伸司・高橋雅人・茶谷直人(訳)308–309頁、講談社

まず『ティマイオス』の最初で語られるのは、『国家』第2巻から第5巻における理想国家論の要約です。

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その次に語られるのは伝説上の島であるアトランティスについてで、そのアトランティスとの戦争で勝利した(という言い伝えのなかにある)かつてのアテナイに理想国家のあるべき姿が重ねられます4庄子大亮『アトランティス・ミステリー プラトンは何を伝えたかったのか』(PHP研究所)、133–155頁

『ティマイオス』で語られる宇宙生成の歴史は、そうした人間社会が成立する前段階にあるものとして位置づけられています。プラトンとしては、自然のあり方と人間がよく生きるためにあるべき理想の状態が重ねて論じられている構成を採用しているわけです。

※『国家』については次の記事で詳しいです→【プラトンの『国家』とは】要約して内容をわかりやすく解説

1-3:現代において『ティマイオス』を読む意義

『ティマイオス』はプラトンの哲学について学ぶためにはもちろん有用な書物ですが、現代科学との共通性を見ることのできる書物でもあります。

『ティマイオス』で描かれる宇宙生成の物語によれば、デーミウルゴスという神的な宇宙創造者がもともとは無秩序であった物質的な世界を秩序づけてこの世界を造ったとされますが、その際の秩序づけはある種の数学的なモデルによって説明されています。

  • 具体的には、三角形をさまざまに組み合わせてできる正多角形によって構成されているというモデルであった
  • すなわち世界を数学的なモデルによって説明することが行われているが、これは現代科学の宇宙論と同じ方向性である5伊藤邦武「プラトンと現代科学」『プラトンを学ぶ人のために』内山勝利(編)264–270頁、世界思想社

量子力学の理論を打ち立てたハイゼンベルクも、青年時代に『ティマイオス』を読んで、物質の究極的な構造について思索するヒントにしていました6W.ハイゼンベルク『部分と全体 私の生涯の偉大な出会いと対話』山崎和夫(訳)385–386頁、みすず書房

そういった意味で、『ティマイオス』の宇宙論はプラトン哲学という枠組みを超えて大きな影響力を与え続けていると言えるかもしれません。

1章のまとめ
  • 『ティマイオス』は、プラトンが宇宙の生成について詳細に論じた書物である
  • 『ティマイオス』の宇宙論はプラトン哲学という枠組みを超えて大きな影響力を与え続けている

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2章:プラトン『ティマイオス』の要約

さて、2章では『ティマイオス』の具体的な内容を紹介していきます。

『ティマイオス』の宇宙生成論は、大きく三つの部分に分かれています。

  1. 知性的な存在者であるデーミウルゴスが善いものとして製作した世界全体に関する部分
  2. そのデーミウルゴスが秩序づけるまでは無秩序であった物質的な側面に関する部分
  3. 物質を有する存在者でありながらもデーミウルゴスにより秩序づけの影響をこうむる人間にに関する部分

それぞれを順に見ていきます。

2-1:第一の部分

まずは第一の部分についてです。『ティマイオス』の宇宙論は倫理的志向を兼ね備えたものであることをすでに述べましたが、そのことは宇宙の成立においても窺うことができます。

なぜなら、プラトンによれば、世界は善いものとして作られたからです。その論理は次のように説明されています7プラトン『ティマイオス/クリティアス』岸見一郎(訳)39頁、白澤社

それでは、構築者がいかなる原因で生成界とこの万有を構築したかを話そう。彼は善き方だった。善き方には、どんなことについても、いかなる場合にも、妬みの心はまったく起こらないので、妬みとはまったく無縁で、すべてのものができるだけ自分に似たものとして生成することを欲した。まさにこれこそ、生成界と宇宙とのもっとも決定的な始めであることを知者たちから受けいれるのであれば、そうするのがもっとも正しい受けいれ方をしたことになるだろう。つまり、神はすべてが善きものであり、悪しきものが可能な限り何一つないことを欲したのである。

この引用は世界を構築したデーミウルゴスの側からの語りであるため、世界製作者がいきなり善であることを前提する議論であるかのように見えますが、プラトンがここで前提しているのは、目の前の世界が本来的には善いものであるという確信です

もちろんプラトンは悪がこの世界にあることを認めていますが、それは本来的なあり方ではないと考えています。そのことについては後で取りあげることにします。

さて、何かを製作するためには通常は設計図のようなものを必要としますが、デーミウルゴスもやはり或るモデルを使って世界を製作しました。プラトン哲学のなかでしばしば出てくるイデアが、『ティマイオス』ではそうしたモデルとして捉えられています。

善とは何か、正義とは何かという問いの答えになるような内容をもつものが基本的にはイデアとして考えられていますが、『ティマイオス』ではそのイデアが対象とする範囲にこの世界そのものが含まれていることが特徴的です。次の引用文はそのことを述べています8同上、40頁

神は、この宇宙を知性によって知られるもののうちで、もっとも立派であらゆる点で完全なものに似せようと欲し、自分自身のうちに本来自分と同類であるすべての生きものを含んでいるような、一個の目に見える生きものとして、この宇宙を構築したのである。

この引用文では世界が「生きもの」であると言われていることも重要です。プラトンは「世界霊魂」と呼ばれるものを認めていて、この世界全体にはある種の生命原理とでも呼べるようなものがあると考えていました。

現代的に言いかえるなら、彼は世界を有機的なものとして理解していました。哲学者アルフレッド・ノース・ホワイトヘッドが『過程と実在』において注目したのもこうした有機的な世界観です。

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ホワイトヘッドが同書で「ヨーロッパの哲学伝統の最も安全な一般的性格づけは、それがプラトンについての一連の脚注からなっているということである」9『ホワイトヘッド著作集第10巻』山本誠作(訳)66頁、松籟社とまで言ったことを合わせて考えるなら、『ティマイオス』の影響力が根強いことが窺えます。



2-2:第二の部分

次は第二の部分について見ます。これは宇宙の物質的な諸側面について述べる箇所です。第一の部分が宇宙を知性的ないし理性的な次元で捉えることが目的だったとするなら、この第二の部分は宇宙をわたしたちの感覚に現れるかぎりのものとして捉えることを目的とします。

火、空気、水、土という当時の自然学で前提とされていた四元素に関する説明が述べられるのみならず、それらがわたしたちの感覚とどのように関係するかも述べられます。

ただし、やはりプラトンはそこでも数学的なモデルによって世界を捉えることを忘れていません。ハイゼンベルクも注目した正多角形による説明はこの箇所で出てきますし、それだけでなく「場」の理論も重要です。

第三のものとしての場

  • プラトンは、生成されたものとしての世界と生成をもたらす原因(デーミウルゴスやイデア)という二つの要素について説明したが、彼によれば第三のものも宇宙生成のためには必要で、それが「場」として説明される
  • これはおそらく無からの創造に同意する宗教的な伝統とは異なる点で、プラトンはあくまで宇宙生成を有から有への変化として捉えている
  • デーミウルゴスが秩序づける前にさまざまな物質が存在していたことをプラトンは認めるが、そうした物質が存在している「場」を第三のものとして措定する

次の引用文では、そうした彼の存在論全体が示されています。ここで彼は、宇宙生成の原因、結果、場という三つのものについて述べています10『ティマイオス/クリティアス』岸見訳、84–85頁

一つ目は、同一を保つ形相は生じることも滅びることもなく、他のところから他のものが自分の中に入ってくるのを受けいれることも、自分がどこか他のところへ入っていくこともないものである。それは目にも見えず、他のどんな仕方でも感覚されることもなく、これを考察するのは知性の役割である。二つ目は、今の一つ目のものと同じ名前で呼ばれ、それに似ているものである。それは感覚され、生み出され、常に動き、何らかの場所に生成しては、再びそこから消え去っていき、感覚と思いなしによって捉えられるものである。さらに三つ目の種類として、いつもあり滅びることがない「場」(コーラー)の類がある。それは生成するすべてのものに座を提供する。しかし、それ自体は、一種の偽の推理によって、感覚の力を借りずに捉えられ、かろうじて信じられるものである。

場が「感覚の力を借りずに捉えられ、かろうじて信じられるもの」だと言われていることから、場は直接感覚することのできるものではなく、ある種のアナロジーによって認識されるものだとプラトンが考えていることがわかります。

そこに数学的な思考を見ることも可能です。プラトンの「場」に関するこうした思考は、西田幾多郎やジャック・デリダといった現代の哲学者にも影響を与えています11上田閑照(編)『西田幾多郎哲学論集I 場所・私と汝 他六篇』岩波書店;ジャック・デリダ『コーラ――プラトンの場』守中高明(訳)、未來社



2-3:第三の部分

最後に第三の部分は人間の誕生譚です。そこで特徴的なのは、身体に関する合目的的な説明です。この世界は善いものとして作られたという第一の部分における議論を前提にして、当然のことながら人間の身体の各部分も特定の目的をもって生成されたとプラトンは言います。

たとえば胃の説明は次のとおりです12『ティマイオス/クリティアス』岸見訳、126–127頁

すべて身体の性質のために必要になるものを欲求する部分を、横隔膜と臍に面した境界との間の領域に住まわせ、この場所全体に、身体を養うために、いわば飼い葉桶のようなものを作り上げた。そして、魂のこの部分を、獣のようにそこに繋ぎ止めた。この獣は野生だが、もしも死すべき種族[人間のこと――引用者注]が存在しなければならないのであれば、〔他のものと〕一緒に養わないわけにはいかない。そこで、神々が魂のこの部分にこの位置を与えたのは、飼い葉桶のところで食べ、熟慮する部分からできるだけ遠く離れて住み、こうして、できるだけ騒いだり叫ぶことなく、最上の部分が静かに自分のためにも皆のためにも、すべてのものにとって有益なことについて熟慮するのをそのままそっとしておくためだった。

「熟慮する部分」はここではおそらく脳のある頭のことが念頭に置かれていて、欲望の中心とも言える胃を少しでも頭から遠くに配置したという説明がなされています。

もちろんこうした説明は直ちに信じることができるものではないかもしれませんが、それだけプラトンが世界にあるすべてのものを目的論的に捉えていたことを示す引用文ではあります。

このように身体を目的論的に捉えるプラトンは、人間は魂と身体の両方を適切な状態に保つことが理想と考えます。言いかえるなら、そうした理想的な状態が保たれないときに悪が生じるのだと彼は考えています。たとえば性的な放埓について彼は次のように述べています13同上、158頁

一般に、快楽を抑制できないことが、悪しきことが故意になされるかのように非難されるが、このような非難は不当である。なぜなら、誰も故意に悪いわけではないからであり、悪しき人が悪くなるのは、身体のあり方がどこか不良であることと無教育な仕方で育てられたことによるからである。これらは誰にとってもいやなものであり、心ならずも向こうからやってくるのである。

ここで注意したいのは、「誰も故意に悪いわけではない」という文言からもわかるように、プラトンが言いたいのは、あらゆるものは本来的には善だということです。

しかし実際にこの世界に存在している悪は、何らかの不調和に由来すると彼は考えます。身体の状態が不健康であるとか、あるいは無教育によって悪い習慣が身についているといったことを具体的には考えています。

自らもアカデメイアという学園を運営していたプラトンが教育に何らかの可能性を見出していることがここからは窺えます。「可能な限り、養育、日々の営み、学課を通じて、悪を避け、その逆を得ることに努めるべきである」14同上、159頁という文言はそのことを明言しています。

これは『ティマイオス』が宇宙生成論を倫理的志向のもとで展開していることの証拠にもなります。『ティマイオス』の示す世界観は現代のわたしたちにも自然と価値の関わりについて考えるきっかけを与え続けています。

2章のまとめ
  1. 知性的な存在者であるデーミウルゴスが善いものとして製作した世界全体に関する部分
  2. そのデーミウルゴスが秩序づけるまでは無秩序であった物質的な側面に関する部分
  3. 物質を有する存在者でありながらもデーミウルゴスにより秩序づけの影響をこうむる人間にに関する部分

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3章:プラトン『ティマイオス』に関する学術的議論――アトランティス伝説は何のために語られているのか

3章では、『ティマイオス』の最初の方で語られるアトランティス伝説に関するさまざまな解釈を紹介します。

大きくは史実か虚構かという解釈があり、また虚構であるとしてもプラトンがそのことを真実として語っていることに積極的な意義を見出す解釈もあります。それぞれの解釈の代表的な見解について以下では見ていきます。

3-1:史実説(John V. Luce)

プラトンの語るアトランティス伝説を史実だとする解釈は1960年代に流行したものですが、これはアトランティスをクレタ島のことだとする解釈です。

紀元前15世紀にクレタ島のミノア文明が崩壊したことをアトランティスが滅んだことと同一視するものです15John V. Luce, The End of Atlantis, Thames & Hudson, pp. 46–57。この解釈は地質学者や海洋学者らの賛同を得ましたが、仮定の上に仮定を積み重ねただけの説でもあり、決定的な証拠を示すには至りませんでした。

3-2:虚構説(Pierre Vidal-Naquet)

アトランティス伝説がプラトンによる虚構だとする解釈は、すでに紀元前に唱えられていました。またその虚構性にある種の寓意を読み取ることも並行して唱えられるようになりますが、そうした寓意的な解釈として魅力的なものの一つが前世紀に提出されました。

それは歴史学者ピエール・ヴィダル=ナケによるものです16Pierre Vidal-Naquet, “Athènes et l’Atlantide: Structure et signification d’un mythe platonicien,” Revue des Études Grecques, 77, pp. 420–444

  • アトランティス伝説で語られるアテナイとアトランティスの戦いをアテナ(およびヘパイストス)とポセイドンの間の争いという神話の伝統形式に沿ったものとして解釈する
  • そのうえで、伝説で語られるアテナイとアトランティスの戦いを理想的なアテナイの姿と現在の堕落したアテナイを対比させる寓意として理解する

この解釈は古典学者のあいだでは今でも一定の支持を集めているものです。



3-3:第三の立場(國方栄二)

これに対して國方栄二は、単なる史実説でも虚構説でもない解釈を提示します。それは、アトランティス伝説を「重要な真理をはらんだミュートス」17國方栄二『プラトンのミュートス』京都大学学術出版会、272頁として理解するものです。

  • 「ミュートス」は神話を意味するギリシア語である
  • ここでは歴史物語という観点が「ミュートス」という語に込められている
  • この解釈によれば、プラトンは完全な真実を語っているわけではないが、「他の歴史物語に比べて信頼すべき根拠をより多く持つ」18同上、273頁ものとしてプラトンの語るアトランティス伝説を捉えようとしている

この解釈はプラトンにおける「ミュートス」全般が全くの虚構であると断定することに異義を唱える立場でもあります。神話とは何かということに関する哲学的な反省を踏まえたものだと言えます。

いずれにしても、哲学者プラトンがアトランティス伝説について語っているということに注目するなら、このミュートスには何かしらの意味を読み込むことは不可避です。

それは、ある視点からはロマンティックな歴史物語にも見えますし、ある視点からは寓意に満ちた道徳的な教訓が読み取れます。こうした読みの幅はそのまま『ティマイオス』がもつ可能性を意味しているのです。

3章のまとめ
  • プラトンの語るアトランティス伝説を史実だとする解釈
  • アトランティス伝説がプラトンによる虚構だとする解釈
  • アトランティス伝説を「重要な真理をはらんだミュートス」とする解釈

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  • 4章:プラトン『ティマイオス』に関するおすすめ本

    プラトンの『ティマイオス』を理解することはできました?少しでも関心をもった方のためにいくつか本を紹介します。

    おすすめ書籍

    カルキディウス『プラトン『ティマイオス』註解』土屋睦廣(訳)(京都大学学術出版会)

    『ティマイオス』は伝承の都合により、中世ヨーロッパではほぼ唯一プラトンの作品として読まれていたものです。そのラテン語訳者であるカルキディウスによる註解を合わせて読むことで、この作品が辿った運命の一部を見ることができます。

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    庄子大亮『アトランティス・ミステリー プラトンは何を伝えたかったのか』(PHP研究所)

    プラトンが『ティマイオス』や『クリティアス』という著作で伝えたアトランティス伝説が何を意味していたのかを、歴史学者が解明しようとする刺激的な一冊。

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    まとめ

    最後にこの記事の内容をまとめます。

    この記事のまとめ
    • 『ティマイオス』は、プラトンが宇宙の生成について詳細に論じた書物である
    • 『ティマイオス』の宇宙論はプラトン哲学という枠組みを超えて大きな影響力を与え続けている
    • 『ティマイオス』は幅広い読解がされており、それはこの書物がもつ可能性を意味している

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